02ダンス

必ず踊れるようになるダンスのミルフィーユ理論(アフロダンス・アフリカンダンス基礎クラス編)

ミルフィーユ理論

理論というほど堅苦しい話ではないが、

 

私がレッスンの際に生徒たちに「ミルフィーユのように」と説明したことから、それがイメージとして伝わりやすかったようで、

 

生徒たちが『ミルフィーユ理論』と勝手に呼んでいる。

 

私の基礎クラス(土曜日)ではアイソレーションを含めた、アゾント・アフロビーツのベースとなるステップを30種類やる。

 

タイマーをかけて、1ステップが2分。

 

すべてやると60分。

 

できようができまいが、タイマーが『チンチンチン!』と鳴れば、容赦無く次のステップにすすむ。

 

この2分という長さは、いろいろ試してたどり着いた2分。

 

60分の間で1分を60ステップも試したし、3分を20ステップも試した。

 

でも、この2分を30ステップがちょうどよい。

 

私が、自分の上達のために、一番効率のよい練習法として始めたタイマー縛りのステップ練。

 

タイマーに縛られるとひとりで練習していても集中力が切れることなく、黙々と練習できる。

 

1時間だけスタジオ借りても、30種類ものステップが練習できるこのやり方は我ながらに感動した。

 

ダンス初めてさんにとっては、ひとつのステップが2分だけでは、そう簡単に体に入らない。

 

完成されてないまま、タイマーが鳴るので、次のステップ、次のステップと続く。(もちろんその2分の間に指導はします。)

 

でも、この練習法のここが重要なの。

 

習得できてないけど、やったことはゼロじゃない。

 

このちょっとした体の記憶を少しずつ蓄積していきながら30種類のステップをやる。

 

そして、また次の週に同じメニューをやる。

 

それを繰り返して行くうちに、ミルフィーユのように、重ねて来た記憶がどんどんカタチになっていく。

 

で、気が付いた時には、30種類のステップが見事に体に定着した状態になっている。

 

 

それが、私のミルフィーユ理論。

 

 

ミルフィーユ理論のデメリット

デメリットももちろんある。

 

この理論は、継続することで威力を発揮するということ。

 

1回こっきりのレッスンで、この練習法をやっても、あまり成果はでない。

 

練習するステップの情報量が多すぎて、身につかないまま帰ることになる。

 

これは、レッスンを継続して来る人にとってのみ有効。

 

 

よくある練習法、指導法

これは一般的なレッスンの進め方だが、

 

できないステップがあれば、できるようになるまで徹底的に指導される。(嬉しいことなのだが。)

 

仮に、その日のレッスンで3つのステップを完璧になるまで指導してもらったとしよう。

 

そうすると、翌週のレッスンでは違うステップを指導してもらえる。

 

そして、また翌週のレッスンでも違うステップを指導してもらえる。

 

ただね、このやり方、1度覚えたステップでも、1週間も2週間も空いてしまうと、忘れるのよ。

 

私の場合が特にそう。

 

毎週、新しいステップで上書きされてしまう。

 

そして何ヶ月も通ったあとにふと思うの。

 

フリースタイルで踊ろうとしても、習ったステップが全く出てこない。

 

あれだけ、丁寧に教わったのに。。。と。

 

 

ミルフィーユ練習法の成果は?

続けてる生徒さんは、ご自身では気づいてないかもしれないが、ひとつひとつのステップのニュアンスがすぐ引き出せるようになっている。

 

新しい生徒が入って来た時にそれを実感する。

 

アフロビーツのニュアンス、1日やそこらでできるようになるものではない。

 

今でも私自身、週に2回、リハーサルとは別に練習をする時間を取っている。(現役のダンサーだからね。)

 

 

受講される生徒さんはいろんな人がいる。

 

ダンスクラスはただの手段。

 

ダイエットするため、肩こりを改善するため、リフレッシュしたいだけ、という方もこの練習法はフィットネスのように楽しくできる。

 

一度は試してみてほしい。

 

ファティマタのダンスクラス、よかったらぜひ!

 

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