ファティマタセネガル物語

最終回。
試されているわけじゃない。全てに意味があるだけ。
困難に思えることは全て、新しい扉を開くための準備に過ぎない。

時間が差し迫る中、突然持ちかけられた脱走計画。荷物はすでに部屋に配置されている。脱走するのか、しないのか。

この家の中がどんどん荒れて行く。日本から参加者たちが来るのが２日後に迫っていた。
最高のワークショップを企画する予定だった。でも、こんな状況で楽しいツアーなんてできない。
もう、どうしていいかわからなった。

身内の突然の裏切りに対するヤマの復讐。
この宿はこれからどうなるのか。

日本人を招いて住むはずの家で突然起きた不可解すぎる事件。一体誰を信じれば・・。

去年と話が違う。そしてベンジーはひたすら私との直接の交渉を避け続けた。
それはなぜ？

セネガルのあの事件から１年。気を取り直して再びセネガルへ。そして気になるヤマのケータイの行方。

セネガル最後の日、誰もが彼が現れることを信じていた。

帰国間近。空港までのお見送りをゼイヌにお願いすることになった。果たして彼の答えは。

今まであった嫌なことは過去の事。新しい絆に触れ、ダンサーとしての焦りと新しい可能性を見つめ直す。