子ども達がもっと勉強の意欲が湧くように
な、なんと！
いきなりお固いタイトル。
毎朝のSkypeウォロフ語会話。
Skypeを通じて、セネガル現地の先生とフリートーキングをする会。
参加者のほとんどが青年海外協力隊のみなさん。
「昨日どんなことをしたの？」とウォロフ語で尋ねると、みなさんそれぞれご担当されている仕事でしたことを話してくれる。
どの内容も、私が触れたことな世界でとても新鮮。
現地でうまくやっている彼女たちでも、仕事との中に入るとやはり言葉の壁に悩まされるらしい。
ある日、ひとりの女の子が私へ質問のメールをくれた。
将来の夢をテーマにした絵の展示会を開催したいと考えています。
子どもたち全員に、自分の将来の夢をテーマにした絵をかいてもらいます。
これをきっかけに、将来について子どもが考え、学ぶ意欲が高まることを期待しています。
ふむふむ、ステキな考えではないか・・・。
そして、、、
それをフォロフ語でなんと表現すればよいでしょうか？
Σ(ﾟ◇ﾟ；)
そんな難しいこと、日本語でも考えたことなかったのに、ウォロフ語でなんと言うかだって？？？？
そんなのFATIMATAにも分からないよ！！！
ウォロフ語で文章を作るコツ
同じ様にウォロフ語の表現方法に悩みを抱えているJICAのみなさんは多いはず。
私のやっている方法をシェアしよう。
驚くことなかれ。
難しい表現も、簡単にしてしまえばよいのだ。
まずは、自分がネットの翻訳機になったつもりで日本語を作ろう。
彼女の文
将来の夢をテーマにした絵の展示会を開催したいと考えています。
子どもたち全員に、自分の将来の夢をテーマにした絵をかいてもらいます。
これをきっかけに、将来について子どもが考え、学ぶ意欲が高まることを期待しています。
を、こう変えてしまう。
私は企画したい、ある展示会、それはみんなが自分たちの絵を展示する。
それぞれに将来何になりたいか描いてもらう。
それを私がすれば、子ども達はそれを（その夢を）頭に入れ、もっと勉強をがんばる。
すごい片言だけど、そうするとウォロフ語が作りやすい。
dama bug organize benn exposition boo xam ne gneppay wone seen desen.
ku nekk nanga desen loo buga doon elegg.
su ma defee loolu xale yi dinanu dugal loolu seen bopp geuna gorgorl si jang bi.
(注：すべてローマ字表記）
協力隊のみなさんが分かりにくいポイントだけピックアップ
①1行目の boo xam ne の使い方。
『あるエクスポジション』boo xam ne で受けてそれはどういうものかを説明する。➡全員が自分たちの絵を展示するための。
要するに、『全員が自分たちの絵を見せるための、ある展示会』と訳せる。
②２行目 nanga desen
＜＜義務や使役を現す人称＞＞
一人称 naa
二人称 nanga
三人称 na
desen デッサン
nanga desen 絵を描いてもらう。
③３行目 loo buga doon elegg.
loo buga = lan nga buga doon elegg.
elegg 明日、将来、未来
doon 成る
ここでのポイントはまず、日本語を片言に簡単にする、ということ。
子ども達の笑顔のために
なんか、こうして日本人たちがセネガルで頑張っている話を聞くのは楽しい。
そして、私はセネガルに年に一回しか行けない分、こうしてSkypeを通して彼女たちの問題解決のお手伝いができることが本当に嬉しい。
子どもたちのキッカケを作る。
可能性はいくらでも広がる。
なんて素晴らしい仕事だろうか。
ウォロフ語・・・。
なんともマニアックな言語だが、知らない誰かの笑顔をつなげることができるんだな。
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