03ウォロフ語 06セネガル文化

今日のウォロフ語 No.78 私がどんなに働いてもあなたは浪費ばかり

セネガル人と日本人の金銭感覚

セネガル人と比べるというより、日本人が、と言った方が正しいのかもしれないが、

日本人は貯蓄が大好きな国民。

貯金がないと不安になる。

いつでも将来のことを考える。

それに比べて、セネガル人は今を楽しく生きる楽天的な印象がある。

明日のことは明日考える。

今という時間を楽しく過ごす。

だから、お金が手に入れば今を楽しむために使う。

どちらが良い、悪いではなく、日本人型もセネガル人型も両方バランスよく兼ね備えていたら素晴らしい。

将来のためにあまり不安になりすぎるのもよくない。

人間は本来過去も未来も生きていない。

『今』しか生きていない。

過去とは記憶や記録だけ。

そして未来とは想像だけ。

生きているのは、『今』だけ。

明日のスケジュールは立てられても、実際、明日何が起きるかは神様しか知らない。

お金を今を生きる『今日』という日のために使うのか、明日のために全部使わず取っておくのか。

セネガル人と日本人ではこの感覚が両極端に別れる気がする。

 

 

金銭感覚の違う二人が生活を共にする

セネガル人の旦那さんを持つ奥さんの悩みの大半が、この金銭感覚の違い。

奥さんがどんなに家計を切り盛りしようとも、浪費家の旦那に悩まされる。

奥さんが神経質なわけじゃない。

日本人感覚なだけ。

今住んでいる家の家賃、子どもの養育費、必ず出て行く必要な出費をあらかじめ準備をしておく。

いざという時に困らないために、ただそれがしたいだけなのに、そのための貯蓄となると旦那さんは協力的な感じがしない。

「その時に困ったらどうするの?」と旦那に尋ねると、

「それは神の思し召しだ」と宗教の話でねじふせられる。

宗教が悪い訳でなはい。

その考え方も捉え方によってはとても素晴らしいときもある。

私もその考え方で助けられた時も何回もあった。

でも、責任放棄と宗教をごっちゃにしてはいけない。

ここは、日本。

日本の社会で生きて行くための術は日本で生まれ育った妻の方が熟知している。

もし妻が将来をあまりに心配するために、今を楽しめていないのなら、その時には彼らのマインドで妻たちをヘルプして欲しい。

それは私たち日本人をおおいに助けてくれると思う。

でも家庭に入った妻たちが彼らに一番ヘルプして欲しいのは、社会的信用への責任。

それをどうにか伝えたいものだ。

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悩める妻たちのお助け先生

そんな悩める妻たちの相談役にもなりつつある、Skypeウォロフ語会話。

セネガルのバイサル先生は日本に来たことはないが、日本人とこうして毎日会話することで、だいたいの日本の文化、そして日本人が抱えるセネガル人に対する悩みなどを知り尽くしてしまった。

もはや、『みのもんた』のようになっている。

その解決方法も、ムスリム流だが、これが私たちもすんなり受け入れられる。

今回の悩める妻は、旦那にガツンと伝えたい、「どんなに私が頑張っても、あなたは浪費ばかりで!」

ただ、これは伝えたところで夫婦を円滑にするセリフではなく、逆にあおっていることをご理解いただきたい。

「どんなに私が頑張っても、あなたは浪費ばかりで!」

su may ligeey di rey sama bopp ngay yaqq ligeey bi du am jerin.
スマイ リゲイ ディレイ サマボップ ンガイ ヤック リゲイビ ドゥアム ジェリン

 

それよりも、「毎日、ありがとう。いつも幸せです。」とウソでも心を込めて伝えた方が近道だ。

それを言うのは辛い。わかる。

でも、言ったもの勝ち。

言えば旦那は変わるのだ。

「毎日、ありがとう。いつも幸せです。」これだけ。

sakjuur jerejef kontaan na si yow.
サクジュール ジェレジェフ コンターンナ シヨウ

 

浪費家の旦那に言いがたいセリフだが、薬だと思って言ってみよう。

 

 

今回のウォロフ語もセンテンスが難しかったが、理解したい人は是非、個別に質問してほしい。

ウォロフ語会話は毎朝している。

今でも、新規メンバーが加わっている。

興味が有る人なら誰でも参加できる。

是非あなたも参加してほしい。


 

FATIMATAと一緒にセネガル人としゃべろう。

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英会話やフランス語会話はくさるほどありますが、
ウォロフ語会話は日本で唯一ここだけ。
まずは「こんにちは」って何て言うの?から。
詳細はコチラ➡ Wolof Lesson

 

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