03ウォロフ語 06セネガル文化

今日のウォロフ語 No.75 一夫多妻セネガル、妻と妻と妻と妻。

セネガルは一夫多妻制

セネガルは一夫多妻制だ。

これは、イスラム教の教え。

それを聞くと、日本のたいていの女子は「えぇ、いやだねぇ。」と言い、日本のたいていの男子は「いいなぁ。」と言う。

この、『嫌だ』や「いいなぁ。」という感情は、私たちの偏見によるもの。

男が、妻がいるにも関わらず、他に女が出来ることを公的に認める。

すなわち、私たちの感覚だと、『浮気、不倫し放題!』という意味に捉えられがちだが、そういう意味ではない。

 

超かんたんに言うと、「男よ、女を守りなさい。」というもの。

 

女性が教育を受けることすら認められてなかった時代。

学がないから、もちろん働くことすらできない。

働けない女子、だれが世話するか?

男である。

 

そして、今からでも喫茶店に行って、見渡してみてほしい。

男と女、どっちが多い?

ざっと見渡しただけでも、女の方が多くないか?

 

そういうことなのだ。

 

どの時代も女子が多い。

あぶれてしまった女子はどうやって生きるの?

だから、男は頑張って働いて、女子をなるべく多く世話しなさい。

まぁ、4人でよいでしょう。

超かんたんに言うとそういう制度らしい。(詳しくは調べてください。)

だから、男子は頑張らんといけないのだ。

妻は平等にしないといけないので。

お小遣い、家、食べ物、もちろん愛情も。

 

妻と妻と妻と妻

そして、妻同士。

あなたも私も妻の場合、何と呼ぶか。

 

ウジュ

 

と呼ぶ。

「彼女と私はウジュです。」と言えば、二人の旦那は同じ旦那。

 

そして、ちょっとややこしいが、、

自分の旦那の男兄弟の妻は、

 

ウジュペチョル

 

と呼ぶ。

 

どちらも、我々日本人にはどうでもよい話だが。

ウジュが出来る可能性は少ない(かもしれない)が、ウジュペチョルは親戚として存在する可能性は大いにあるので、セネガル人の旦那がいる人は覚えておくとよいかもしれない。

 

セネガルも変化

そうは言っても、セネガルも変わりつつある。

女性も働く機会が増えた。

私の親友マンボイは、二児の母でありながらダカールでアトリエを構えテーラーを営んで、従業員も雇っている女社長。

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旦那はホテルの清掃員で、旦那の給料だけじゃ足りなく、マンボイが生活費のほとんどを援助している。

そんな彼女は、一夫多妻制度のことを、「は?一夫多妻?」と鼻で笑う。

うちの旦那が、出来るものならやってみろ。という自信。

マンボイの稼ぎがなくなったら、旦那の生活すら危うい。

最近はセネガルでもそういう夫婦は増えているようだ。

どんなに文化や習慣、宗教は違えど、女子の感覚は共感できるものはある。

自立している女性のプライドは万国共通なのだな。

 


 

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