セネガルは一夫多妻制
セネガルは一夫多妻制だ。
これは、イスラム教の教え。
それを聞くと、日本のたいていの女子は「えぇ、いやだねぇ。」と言い、日本のたいていの男子は「いいなぁ。」と言う。
この、『嫌だ』や「いいなぁ。」という感情は、私たちの偏見によるもの。
男が、妻がいるにも関わらず、他に女が出来ることを公的に認める。
すなわち、私たちの感覚だと、『浮気、不倫し放題!』という意味に捉えられがちだが、そういう意味ではない。
超かんたんに言うと、「男よ、女を守りなさい。」というもの。
女性が教育を受けることすら認められてなかった時代。
学がないから、もちろん働くことすらできない。
働けない女子、だれが世話するか?
男である。
そして、今からでも喫茶店に行って、見渡してみてほしい。
男と女、どっちが多い?
ざっと見渡しただけでも、女の方が多くないか?
そういうことなのだ。
どの時代も女子が多い。
あぶれてしまった女子はどうやって生きるの?
だから、男は頑張って働いて、女子をなるべく多く世話しなさい。
まぁ、4人でよいでしょう。
超かんたんに言うとそういう制度らしい。(詳しくは調べてください。)
だから、男子は頑張らんといけないのだ。
妻は平等にしないといけないので。
お小遣い、家、食べ物、もちろん愛情も。
妻と妻と妻と妻
そして、妻同士。
あなたも私も妻の場合、何と呼ぶか。
ウジュ
と呼ぶ。
「彼女と私はウジュです。」と言えば、二人の旦那は同じ旦那。
そして、ちょっとややこしいが、、
自分の旦那の男兄弟の妻は、
ウジュペチョル
と呼ぶ。
どちらも、我々日本人にはどうでもよい話だが。
ウジュが出来る可能性は少ない(かもしれない)が、ウジュペチョルは親戚として存在する可能性は大いにあるので、セネガル人の旦那がいる人は覚えておくとよいかもしれない。
セネガルも変化
そうは言っても、セネガルも変わりつつある。
女性も働く機会が増えた。
私の親友マンボイは、二児の母でありながらダカールでアトリエを構えテーラーを営んで、従業員も雇っている女社長。
旦那はホテルの清掃員で、旦那の給料だけじゃ足りなく、マンボイが生活費のほとんどを援助している。
そんな彼女は、一夫多妻制度のことを、「は?一夫多妻?」と鼻で笑う。
うちの旦那が、出来るものならやってみろ。という自信。
マンボイの稼ぎがなくなったら、旦那の生活すら危うい。
最近はセネガルでもそういう夫婦は増えているようだ。
どんなに文化や習慣、宗教は違えど、女子の感覚は共感できるものはある。
自立している女性のプライドは万国共通なのだな。
FATIMATAと一緒にセネガル人としゃべろう。
Skypeで現地のセネガル人とクロスディスカッション。
英会話やフランス語会話はくさるほどありますが、
ウォロフ語会話は日本で唯一ここだけ。
まずは「こんにちは」って何て言うの?から。
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