03ウォロフ語

今日のウォロフ語 54回目 心に沁みるぜ!

学んだことを形にする。

これって簡単な様で実はなかなかできない。

私が尊敬する人がこんなことを言っていた。

10<3

この数字、矛盾しているように見えるが、実はこういうこと。

A:10個の気付きがあったけれど、ひとつも行動しない人
B:3個の気付きしかなかったけれど、ひとつでもカタチにした人

よりスマートなのは後者の人(B)。

(スターブランド:シークレットセミナーより)

これ、本当。

知識を詰め込むだけ詰め込んで行動しない人より、ひとつでも気づいたら早速行動してみる。

そちらの方が、10個の気づき以上の学びを実体験で得られる。

アフリカン界でもそういう事象は多い。

知識詰め込み型、アウトプットノーサンキューの人と、習ってすぐお披露目型の人。

前者は、太鼓習って、踊り習って、10年、20年突き詰めて勉強して、マニアックにすごい知識を詰め込んで、それで終わり、という人。

それを見せることも、教えることもしない。

理由を聞くと「自分はまだまだ、だから。」って。

それでいて、「1年ごときでステージに立って・・・」と、ステージに立って入る人を影でディスり、妬むことは、いっちょまえにする。

あなたの言いたいこと分かるけど、、、かわいそうこの人。

と私は思うのだ。

私はセネガルのダンスを学び出し、すぐにペーペーの状態でステージに立った。

でも、ステージに立つということは、人目にさらすこと。

学んだ知識以上の準備、例えば衣装、構成、表情なども一緒に研究しなければならない。

恥をかくというリスクもあるから。

そして、学びつづけて10年以上経った今、思う。

ペーペーだった私のステージを思い返すと顔から火がでそうな程、よくもまぁ、あの状態で出たものだと過去を抹消したくなる思いだが、あの時の勇気、行動があったから、今がある。

日本でサバールダンスを踊って入る人なら、FATIMATAを知らない人はいない。(知らなかったらごめんなさい。)

もし私が10年以上にも及んで、学んで知識を詰め込んでいるだけの人だったら・・・。

今のFATIMATAも、ダンスシーンにサバールが認知されることも、今の華やかにサバールダンスを踊る仲間たちも無かったかもしれない。

(それが良いか、悪いかは別として。)

行動することイコール、革命を起こすこと。

その勇気は絶大だと思うのだ。

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昨日、私はSkypeウォロフ語レッスンに参加している陽子さんのライブを見に行った。
猪野陽子ゆらゆら人生ブログ

陽子さんは音楽活動をしており、曲も作るし、歌も歌う。

昨日のライブは7人編成のバンドで、陽子さんはキーボードやアコーディオンを演奏しながらボーカルも務めていた。

陽子さんと直接顔を会わせるのは、そこが初めてだった。

彼女は、セネガルのポップスをカバーしたりもしていて、そういう流れからウォロフ語を学びだした。

陽子さんのウォロフ語レッスンの参加は週に一回。

それでもセネガルが停電だと中止になる。

まだ、簡単な単語や挨拶、ちょっとしたフレーズをやっと覚える段階だが、陽子さんはそれを積極的に口に出して話す。

彼女の積極性はそれだけじゃない。

私がビックリしたのは、昨日のライブで新曲を発表してくれた。

そのタイトルが、ウォロフ語レッスンで学んだフレーズ。

ダマラ ブガ ギス (あなたに会いたい。)

それを聞いて、鳥肌立った。

学んだことを着実に形にしている。

歌詞は日本語だったが、タイトルをウォロフ語。そして、ウォロフ語を学んでいること、そのタイトルの意味の説明、歌詞の説明をしてくれた。

その説明で、すごくワーーっと世界が広がった。

「会いたい」と人を想う気持ちは国境なんて関係なく、だれもが想う気持ちなんだなぁ。

当たり前のことだけど、ともすると忘れかけてしまうその大事なことを、私はすごく壮大に感じてしまった。

翌日、さっそくバイサル先生に報告すると、「デイサーン」と感無量っと言った一言をこぼし、無言で首を横に振っている姿が想像ついた。(感無量を噛み締めている。)

そんなこんなで、前置きがこんなに長くなってしまった。

要するに、カタチにする人がエライ!!!と言いたかったのだ。

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今日のウォロフ語

「おおお、沁みるぜ。」

「デイサーン」 o(TωT )

情に強く刺さった時に使う。
ニュースで大惨事の映像を見た時も、いい歌詞を聴いた時も、何か心に沁みた時に漏らす一言。

(意味はよく知りません。知っていたら教えてください。)

 

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