02ダンス

どうなる?!! TokyoAFROBEATS(東京アフロビーツ)

アフリカンのビッグイベント

「来年の8月に、今までに見たことないような日本中の優秀なアフリカンプレイヤーたちを集めたアフリカンイベントを名古屋でやりたいのだけど。手伝ってくれない?」

 

そう声をかけてくださったのは、福岡でずっと劇団アフリカを支えてきた、アフリカンダンスの巨匠中の巨匠、ERIKOさんだった。

 

それが去年の12月のことだった。

 

ERIKOさんから、そんなお声がかかるなんて、とても光栄なことだった。

 

しかし、その時、私はすでに、アフリカンに対するモチベーションを失っていた。

 

これまで私が日本で見てきたアフリカンのイベント、ライブ、パフォーマンス、、、

 

どれを取ってもみな同じに見え、かつて感じていたような感動はもう感じることなく、もはや、そんなアフリカンフィールドに嫌気を感じ、私の気持ちはアフリカンから離れかかっていた。

 

そんなタイミングで声がかかった。

 

しかし、ERIKOさんの話を聞くと、、、

 

私がアフリカンをすでに飽きていて、気持ちが離れていることはとっくに知っていた。

 

だからこそ声をかけた。と言うのだ。

 

この人、正気か・・・・。

 

 

ERIKOさんのポイントはここだった。

 

今までにないようなアフリカンイベントを作る。

 

今のアフリカンイベントで満足しているような人だけでイベントを作ったら、何も変わらない。

 

だからこそ、気持ちが離れかかっている人、すなわち『アフリカンに飽き飽きしている人』=FATIMATA が真っ先に思い浮かんだんだ。と。

 

今までにないようなアフリカンイベント

それを聞いた時、「お、それは面白いことになりそうだ。」と直感で感じた。

 

そして、そうなったら、まずはずっと一緒にサバールをやってきた仲間、タンガナジェルに真っ先に声をかけようと思った。

 

タンガナジェルを誘ったからと言って、今までしてきたようなサバールダンスのパフォーマンスをしたかったのではなく、彼女たちもきっと、今の自分の心境と近くて、その企画にワクワクしてくれるはずと思ったからだ。

 

それを、そのままタンガナジェルのメンバー、Midoriとyussyに話してみた。

 

私が嬉しかったのは、二人とも私の意見と一緒だった。

 

「新しいことなら、やってみたい。」

 

二人が食いついたのは、私が2013年から密かにハマっている『アフロビーツ』でパフォーマンスすること。

 

私は、彼女たちもクラブイベントなどで、アフロビーツの曲を使って個々のユニットや、クラスの発表会などで踊っていることは知っていた。

 

彼女たちも私と一緒で、アフリカンに対して何か新しい刺激を求めていた。

 

トラディショナルだけがアフリカンじゃない時代

そして、私は何人かの顔が思い浮かんだ。

 

アフリカのカルチャーやダンスを陰ながらに研究している、第一線で活躍しているストリートダンサーたちだった。

 

そのダンサーたちは、専門はレゲエダンスやラテンダンスだったりするが、ストリートと呼ばれているダンスは何でも踊る。

 

彼女たちが踊っているダンスのルーツがアフリカであることは彼女たちはもちろん知っていて、そのアフリカをリスペクトし、アフリカ人たちのダンスからいろんなことを吸収してダンスを学んでいた。

 

南アフリカでパンツーラを学ぶ、ダンサーAyumi

 

しかし、そのダンサーたちは、私たちが今まで日本で関わってきていたトラディショナルアフリカンの世界に関しては無知だった。

 

無知というより、見たり知ったりする機会はあったが、ただ単に、その世界が、そのダンサーたちにヒットしなかっただけだった。

 

じゃぁ、そのストリートダンサーたちがヒットするアフリカンとは何か・・・・。

 

それが、アフロビーツだった。

 

アフロビーツとは

アフロビーツとは、、

 

定義はいろいろあるが、簡単に説明すると、

 

西洋のラップミュージックに影響を受けた、アフリカの最新のダンスミュージック(ポップミュージック)のこと。

 

最近では、アフロビーツで踊るアフリカ人の動画がSNSなどでもたくさん発信され、アフリカのみならず、アメリカやヨーロッパでは大ブームを起こしている。

 

 

結成!!東京アフロビーツ

日本のアフリカンイベントで、アフロビーツを踊りたい!!

 

そういえば、今まで、アフロビーツを踊るユニットなど日本のアフリカンイベントでは見たことなかった。

 

それも、エンターテイナーとして踊れるダンサーたちと踊りたい。

 

それが、今、まさに私がしたいこと。

 

アフロビーツで盛り上がるイベントがあったら、どんなに素敵だろう。

 

それこそ、『今までにないアフリカンイベント』になる!!

 

そこで、私はタンガナジェルとそのストリートダンサーたちを正式に誘った。

 

総勢9名。

 

日本で初の大所帯のアフロビーツユニット

『Tokyo AFROBEATS(東京アフロビーツ)』結成!!

 

 

スケジュールが合わない

顔合わせから始動。

 

その顔合わせも、全員が揃うことはなかった。

 

とにかく、みんな忙しい。

 

みんな週に何本ものダンスパフォーマンスや他のユニットとのリハーサル、そして自分たちのダンスクラスなどで、全員の時間がなかなか合わない。

 

それが、5月のことだった。

 

そして、突然舞い込んできた、6月の代々木公園のアフリカンフェスティバルイベント。

 

なんの作品も出来上がってない状態で、みんなが集まれないことも承知で、その出演を引き受けるという無謀な行動に出た。

 

そうでもしないと、この9人は一生集まらない。

 

深夜のリハは絶対に嫌だ!という私のワガママは貫き、平日の午前中に集まれる人だけで集まって行うリハーサルが始まった。

 

しかし、ひとりひとりのこだわりが強すぎて、意見がまとまらない。

 

採用、却下、採用、却下の繰り返し。

 

そして、最後のリハーサルまで9人全員が集まることなく、当日の本番を迎えてしまったアフリカンフェスティバル。

 

このアフリカンフェスティバル当日に、やっと9人が顔を合わせた。

 

「あ、お久しぶりです。よろしくお願いします。」

 

と握手をしあうメンバー。。。

 

アフリカンフェスティバル映像

 

会場は盛り上がった。

 

しかし、それは、メンバーのファンたちが押し寄せて来ていたから、というだけであって、パフォーマンスの完成度は散々なものだった。

 

次の挑戦!!

ノリだけで乗り切ってしまったアフリカンフェスティバル。

 

8月の名古屋までに、まだまだリベンジするチャンスはあった。

 

7月にもイベントを控えていた。

 

作品の作り直し。

 

このままじゃヤバい!と誰もが思ったせいか、若干の焦りと緊張感を持って、リハーサル再スタート。

 

構成やらフォーメーションやら、徹底して作り変えた。

 

東京アフロビーツ東大和市

 

そして、迎えた7月の本番。

 

自分たちのパフォーマンスをビデオで見て、メンバー一同、固まった。

 

あれ?? 私たちのノリは? グルーヴは? 個性は??

 

なんだか、意気込んで、作り込みすぎてしまったようだ。。

 

『いい作品を作ろう』ということに気をとられすぎて、みんな本来の自分らしさを殺してしまっていた。

 

第一線で活躍している、引っ張りだこの先生たちが、9人も集まっているのに・・・。

 

9人まとめてスランプに陥った。

 

 

8月の名古屋に向けて

3度目の正直。

 

2回もステージに立つ機会を経て。

 

ああ、本当だったら、もう今ごろ余裕をかましていたはずだった。

 

 

「いや、このままじゃダメ。」

 

みんなの気持ちがひとつになって、もう一度イチから再スタートを切った!

 

 

もっとシンプルに。

 

もっと気持ちよく。

 

もっと自分たちらしく。

 

だって、私たちは、現世に舞い降りたお調子者のアフロビーツ侍なんだから!!!!

 

見せてやろうぜ!

 

私たちの本当のバイブスを!!!

 

8月13日の名古屋のステージ、さぁ、どうなるか!!!!!

 

お見逃しなく!!!

 

現世に舞い降りた9人のアフロビーツ侍。日本のアフリカン界、レゲエ界、ラテン界で旋風を巻き起こして来た色とりどりのダンサーたちがルーツアフリカを共通項にお調子者バイブスで切り開く進化系Newアフリカンワールド。

Member

Tangana Jer (FATIMATA / MiDORi / yussy)
努(MAI / RUDY-E)
Ayu (She Bop Wicked Wicked)
CHIAKI (RED KAT)
Lucky Mugis
Yacheemi

 

▶︎8/13(土)
甦れアフリカ ~Back to Matheland~
TokyoAFROBEATS出演時刻 14:45ころ

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懐かしいリズムと心地よい大地の音色
そんなアフリカ音楽を名古屋で体感しよう♪

アフリカ人ミュージシャン、ダンサーと共にアフリカ音楽シーンを築いてきたメンバーが名古屋に集結!

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日時 8月13日 (土)
13:00 開場 13:30 開演

出演:Dramane Diabate(マリ)、Li-Ngoma(コンゴ)、Bayfall Revolution(セネガル)、Prisca Molotsi(南アフリカ)、Tokyo Afrobeats Japan(東京)、アフリカンダンスJAPAN(九州・関西・名古屋)with大ちゃん・Aji・たかおっぱん、KEIKO OKUMURA(トークとパフォーマンス)

場所 名古屋市瑞穂文化小劇場
愛知 県 名古屋 市 瑞穂 区 豊岡 通 3 丁目 29

【アクセス】
地下鉄桜通線「瑞穂運動場西」下車、
  2番出口より徒歩8分
名城線「瑞穂運動場東」下車
  3番出口より徒歩8分
名城線・桜通線「新瑞橋」下車
  3番出口より徒歩8分市バス「瑞穂図書館(瑞穂文化小劇場)」下車、徒歩すぐ

【定員】300名
【料金】一般 2800円
    小中学生 2000円
    未就学児 無料
お席に限りがありますので未就学の子供につきましてはお席での観覧をお願い致します。

『東京アフロビーツダンスワークショップ!!』(有料) 超豪華メンバーによるワークショップ開催決定!

①アゾントダンスワークショップ(from ガーナ) by FATIMATA & LUCKY  10:40~11:05

②パンツーラダンスワークショップ(from 南アフリカ) by Ayu & Yacheemi 11:10~11:35

③クペデカレダンスワークショップ(from コートジボワール) by Chiaki 11:40~12:05

④ンバラダンスワークショップ (from セネガル)by Yussy & MiDORi 12:10~12:35

(プログラムの順番や内容は変更になる可能性があります。)

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