06セネガル文化

私の知らないダカール 〜こんなステキなリゾート地があった!!〜 その1

ダカールでセレブ女性と出会う

私は今年、セネガルでステキな日本人女性に会った。

その方は、カナダの旦那さまとお二人の子供と一緒にダカールに住んでいる。

彼女の名前はMari。

Mariは私のホームページを見て、まさに私が今セネガルに滞在中というタイミングにメールをくれた。

私は彼女にとても強い関心を抱いた。

というのは、私はかれこれ13回もセネガルに訪れているが、その全てが現地密着型。

セネガル人のお宅にホームステイをして、そして滞在のほとんどがダンスに関わる世界しか見てこなかった。

ダンスとは関係ない世界にいる彼女とは、同じダカールにいても見ているものが全然違うはず。

私は彼女の見て来たダカールを知ってみたいと思ったのだ。

電話で話すと、その彼女の感じは、ダンサーである私たちとは打って変わって、とても言葉遣いがキレイで品がありステキな感じだった。

彼女から「よかったら、ぜひダカールをご案内いたしますので遊びにいらっしゃいませんか?」との申し入れに、迷うことなく喜んで飛びついた。

 

私の知らないダカールへ

私もダカールはそんなに入門者ではないとは思っていたが、彼女の品の良さから、私がまだ見た事ないダカールがあるに違いないと強烈に感じた。

そして、私は日本人の仲間を引き連れて彼女が住んでるお宅へお邪魔することになった。

私たちは彼女の住む家の近くのガソリンスタンドで待ち合わせをした。

ガソリンスタンドにあるスーパーからして並んでる物のランクが違う。

どうやら、この辺からすでに高級感が漂う。

そこに、現れたのは、小柄な髪の長い女性。彼女がMariだった。

私たちは迎えに来た車に乗り込み、さらに高級住宅街に向かった。

今までこっちの地区には縁がなかった。

お金持ちが住んでそうな高級な建物が並ぶ。

「おぉ~」と感嘆の声を上げ、子供のように窓にへばりついて表を眺めた。

 

セネガルで高級住宅にお邪魔

そして、到着。

「ここです。」と案内された建物を見て、私たち一同声を上げた。

「すげぇぇぇぇ。」

今まで、こんなに何回もセネガルに来ているのに、こんなに立派な建物を間近で見たのは初めてかもしれない。

立派というのは、設計の寸法が寸分たりとも食い違ってない感じ。ちょうつがいがしっかり噛み合うというか、いわゆるちゃんとした建物。

セネガルの家といえば、だいたい噛み合わせが悪い。

設計の時点で目分量か?と思わせる窓枠やドア。気持よくガチャンと音を立て閉まるドアなんてセネガルに来てからはお目にかかったことがない。

それがちゃんとしてる。しかも奇麗だし、立派。

 

まるでホテル。

そして、お部屋の中に案内された。

そこには、、

 

げ、玄関!!!

玄関があるおうちはセネガルに来てから初めて。

中に入ると、別荘を思わせるような、広々として陽の当たるとてもステキなお部屋。

私たち一同、「うぁぁぁぁぁぁ~すげぇ!!」としか声が出ない。

セネガルに来て初めてピアノやウサギを見た。

いやいやいや、日本にいても最近じゃ見かけない。

まず私の周りで、ピアノが部屋にある仲間はいない。
「リビングルームとテラスとどちらがいいですか?」とMari。

そりゃ、エアーコンディショナーの効いたリビングルームがいいけど、無駄にテラスもジロジロしたい。

ということで、みんなでテラスに出ると、外にはプール!!

「おーまいがっ!!」

 

セネガルで豚

そして、「良かったら。」とMariはテーブルにビールとお皿に奇麗に盛りつけてある薄切りのサラミと生ハムを運んで来た。

か・ん・げ・き

何が感激かって、セネガルはイスラム教の国。

お料理はとてもおいしいし、食べ物には何も不自由ないのだが、

まず、ビールとサラミは食べる機会がない。

まさに、かゆいところい手が届くというか、心の底から欲していた食べ物が目の前に並べられた。

そして、それから、たくさんのお料理が出て来た。

しかも、ひとりに一枚ずつのランチョンマットまで用意されて。

そして、取り分け皿。

セネガルの料理は大皿ひとつを囲んでみんなでスプーンをツッコんで食べるのが定番。

こういう取り分けスタイルはセネガルでは初めて。

いちいち感激。

それから、私たちはMariの案内で、ダカール観光へ出かけた。

私たちが連れて行ってもらうところは、まさに観光客が行くようなリゾート地。

私たちが今までご縁がなかった所。

私たちは、ダンスが目的でダカールに来ているため、行くところと言ったら、路上のダンスパーティー、アーティストのPV撮影の現場、ナイトクラブ、高級なところでパフォーマンスするためのホテルのレストランといった感じ。

ダンスを踊ること自体がお楽しみのため、それ以外のダカール満喫コースを探索したことがなかった。

だから、初体験にワクワク。

私たちが案内されるルートは外国人がリゾート地として訪れるアルマディと言われる海沿い。

 

セレブが楽しむ海岸沿い

まず、これがセネガル。

これがダカール

クローズアップすると、こう

さらに、クローズアップ。

その上の方をさらにクローズアップ。

もっと、クローズアップ。

今から行く、リゾート地はこの辺。

 

そこを目指して車を走らせた。

あの有名な超でっかい(あれは国民のために必要なのかと問題になっている)銅像が見えてきた。

相当、遠いはずだけど、かなりのインパクト。

あれは桁外れにでかいに違いないと想像できる。

近づいて来た、

やっぱりでかい!!

「でか、すぎるだろ!!」っていうツッコミがちょうどいいぐらい、そのでかさはまさにギャグ並み。

そして到着したのは、海沿いのステキなレストランというか海の家。

屋台のようなお店が並び、そこにはウニやカキの養殖まで。

ひと通り見学。

そうすると、建物の陰で風にあたりながら、そこで働いていると思われる女子たちが休憩していた。

その風景はまさにセネガル。

のんびり髪の毛を編んでいる。

でも外なのに立派なテレビがあることに驚いた。

やはり、外国人が訪れる観光地だけあって、ちょっと贅沢なのかな?

こんな野外でも、しっかりチューライのお香(各家庭に置いてある。)は欠かさないようだ。

こちらのお姉さんたちにバイバイして、次は違う海岸のお店に向かった。

こちらは、まさに海の家といった感じ。

 

どこでもダンス

掘ったて小屋のような小さい建物がなんかイヤラシくて素敵。

好きな男性とこんな所で二人きりになったら、ぜったいナンガムサンガム(セネガル流「なんちゃらかんちゃら」)だろう。

その時、私たちを呼ぶ声が聞こえた。

声がする方を見上げると、そこには日本人客を歓迎してくれるセネガル人のお姉ちゃん。

私たち日本人ダンサーはこの時期、よくミュージックビデオに参加してテレビに映ることが多い。

そのせいもあって、セネガル人は日本人を見るとダレカレ構わず、「踊って!」と声をかけてくる。

この時も、「踊って!」と声をかけられた。

私たちは調子に乗ってひと踊りすると、セネガル人のお姉ちゃん「キャーキャー」喜んで、周りにいた人たちを連れて来た。

「もう一回、もう一回!」と。

そうしてる間に、人だかりができて、だいたい私たちは見せ物になる。

それが面倒くさいときもあるが、実はたまらなく楽しい。

しまいには、お姉ちゃんが「私も、私も」と対抗して来て踊り出す。

それを見て、別のお姉ちゃんが対抗して、下に降りて来て踊り出す。

セネガルはそういう所。

そこが客商売だろうと、どこであろうと、彼女たちはあまり関係ない。

踊りたい時に踊りだす。

やっぱり踊りが大好き。

言葉が通じなくても、ダンスで繋がる。

そんな陽気な国、セネガル。

海は1月はシーズンではないので、人は泳いでないが、暑い時期(9月や10月)になると海も人でにぎわう。

暑い時期にセネガルに来たことない私は、セネガル人によく言われる。

なぜ、暑い時期に来ないの?と。

実はかなり楽しいらしい。

そんな話をした後、私たちはその場を去って、次のリゾート地へ移った。

 

 

私の知らないダカール ~こんなステキなリゾート地があった!!~ その2へつづく

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