01日記

AIは便利。でも、感情のハンドルを渡してはいけない

AIは本当に便利だ。

私も文章をまとめたり、アイディアを整理したり、仕事の効率を上げるのに、日々AIを活用している。

うまく使えば、秘書だ。

AIに命を救われた、という話も聞いたことある。

体調不良をAIに相談したら、病院に行くことを背中を押され、大きな病気を未然に防げた、という話もある。

仕事の効率化、情報整理、文章作成、学習のサポートなど、AIが助けてくれる場面はこれからますます増えていくと思う。

でも、一方で、使い方を間違えると、AIはとても恐ろしいものにもなる。

特に危険だと思うのは、感情が爆発している時に、そのままAIへ相談し、その答えを真に受けて行動してしまうこと。

最近、巨人の阿部慎之介監督が、家庭内でのトラブルをきっかけに現行犯逮捕され、その後、監督を辞任したというニュースがあった。

記事によると、前監督は長女とのやり取りの中で、暴行容疑により逮捕され、その後、監督を辞任。

逮捕の経緯は、長女がChat GPTに相談した結果、Chat GPTより児童相談所へ電話するよう促され、電話したところ、警察への通報につながり父親の現行犯逮捕になったとのこと。

長女の手紙では、殴る・蹴るといった行為はなかったと説明されている。

長女は、警察に連行される父親を見て、その場で泣き崩れたとか。

本人にとっても、ここまで大ごとになるとは想定していなかったのだと思う。

けれど、現実は一度動き出すと戻せない。

私がこのニュースでゾッとしたのは、「感情が高ぶっている時にAIへ相談し、その答えをそのまま現実の行動へ移すことの怖さ」だ。

AIは、文字情報で判断する。

そこに書かれた言葉だけを見て、危険を避ける方向、安全を確保する方向に返答する。もちろん、それが命を守る場面はたくさんあると思う。

でも、人間関係の問題は文字だけでは判断できない。

その場の空気。
言い方の温度。
それまでの関係性。
本気なのか、勢いなのか。
一瞬の怒りなのか、継続的な危険なのか。

人間同士なら、話しているうちに「これは今かなり感情的になっているな」と分かったり、「少し時間を置いた方がいい」と感じたりできる。

でも、AIにはその温度感が分からない。

怒りに任せて入力すれば、その怒りを前提に答えが返ってくる。
不安に任せて入力すれば、その不安を強めるような答えが返ってくることもある。

AIは、こちらが入力した言葉をもとに反応している。
だからこそ、感情が荒れている時ほど危ない。

これは法律的な問題でも同じだと思った。

今は、慰謝料請求の内容証明のような文章も、AIに頼めば簡単に作ってくれる。
弁護士に相談しなくても、それらしい文章がすぐに出てくる。

でも、それを感情的な勢いのまま送っていいのか。
相手の人生を巻き込む問題を、AIだけに相談して進めていいのか。

そこ、一度、立ち止まるべきだよな、と今回のニュースを見て思った。

人間関係、家族の問題、法的なトラブル、誰かの人生や社会的立場に関わること。

そういう問題こそ、AIだけで決めてはいけない。

必要なのは、人間を挟むこと。

弁護士、信頼できる友人、第三者、冷静に話を聞いてくれる人。

感情が高ぶっている時こそ、人間と話す必要がある。

 

AIの使い方、今一度、見直した方がいい。

AIは道具でしかない。

整理をするために使う。
視点を増やすために使う。
文章の叩き台を作るために使う。
情報を調べる入り口として使う。

人生のハンドルまで渡したらアカン!!

これからの時代、その線引きがとても大事になっていくと思う。

AIを勉強するということは、それらを勉強することでもある。

感情が高ぶった時、揺れた時に必要なのは、AIの即答ではなく、人間との対話、その時間そのもの。

その無駄とも思える時間こそが、人間が人間らしく生きていくために必要なのだ。

と今回のニュースで強く感じたので、ブログにした。

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