アゾントとは、ガーナのダンス。
こんなダンス↓↓↓↓
ヤバくない?
ダンスクラスで『アゾント』はじめました、と言うより
正確に言えば、ダンスクラスで『アゾント』やっちゃっいました、の方が正しい。
これを、読んで、
「おいおい、どこの馬の骨かわからんガーナの土地を踏んだこともないよそ者が、我が物顔でアゾントなんぞやりおって、なんてけしからんヤツ。」
と思う人はいるだろう。
大いに結構。
どうせなら正々堂々と名乗りを挙げてほしい。
そして、これぞアゾントだ!と言うものを説明して欲しい。
真っ先に菓子折りを持って伺いに行く。
実際のところ私はアゾントのことは何も知らない。
知りたくても、日本で分かりやすく情報発信している人もいない。
とにかく、ガーナ人に直接会って、アゾントについて聞くしかないが、セネガル人の友達はいてもガーナ人の友達がいない。
ここ何日間かそんなことを思って悶々していた。
そんな矢先!
先日、偶然にも山手線の中でガーナ人にナンパされた。
まぁ、ナンパしない方がおかしいだろうという身なりを私がしていたから。
全身パーニュ(アフリカのワックス布)のフレンチコートで、パーニュのカバンを持ち、そのカバンの中からパーニュで出来たお財布を出し入れした後、パーニュのブックカバーの本を取り出して読み始めた。
(要するにこんな感じの格好)
例えば、自分が海外で地下鉄に乗った時、隣に全身サムライの格好した外国人がいたら、あなたならどうする。
声をかけずにはいられないハズ。
たまたま山手線で私の隣に黒人が乗り込んで来た。
まもなくすぐに、彼が私のことが気になってしょうがないことが空気でわかった。
全身パーニュの日本人を気にしないアフリカ人がいるハズがないのだ。(偏見ですみません。)
もし、声をかけられなかったら、逆にハズいじゃないか。
で、案の定、ナンパされ、速攻彼に聞いた。
「あなた、何人?」
そしたらその黒人、「ガーナ」と言うではないか!
食いついたのは私の方である。
頭の中で、「アゾント見つけた!!」と叫んだ。
そう、言うまでもない。
後日、アポイントを取って、お茶をすることになった。
聞くところによると、アゾントは今やヨーロッパなどでガーナ人がスタイリッシュにアレンジし、今の形になって流行らせたらしいが、やはりこのアゾントは伝統的なものらしい。
そして、ひとつひとつの動きに意味があり、ダンスひとつで会話ができるそうだ。
なんとも興味深い。
でも、私がキュンとときめいたのは、今風のアレンジされたアゾント。
私がアレンジされたアゾントにときめいたように、私だって私風にアレンジしちゃってもいいんじゃないか?
が、私の解釈。(怒られる素)
てなことで、そんなに細かいことは気にせず、とにかく楽しんでアゾントをクラスでやってしまえ!ってなった。
とりあえず怒られるまで。
生徒の反応は、これが、また大好評。
私も踊りたかっただけに、新鮮でたまらない。
私のクラスでのアゾントはyoutubeで見まくった映像を、要所要所のテイストをパクリつつ自分なりの振り付けをした。
全パクリなんてもう幼稚なことはしない。
そういえば、私が中学生の頃、ダンスと言えば、体育の選択授業で、レオタードを着たもっさいダンス授業しかなかった。
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自分だけは、と必死にジャネットジャクソンのリズムネーションのビデオを見て、振り付けを覚え、教室でみんなに教えていた。
もちろん、ダンスをまだ習ってない時代。
アゾントをクラスで教えている私は、まるでその頃の純真無垢なダンス大好き少女と同じ。
すなわち、ジャズダンスを習い初めてはじめて「ダンスに腹筋がこんなにも必要なんだ。」と衝撃を受ける前の状態。
アゾントも学ぶこともせず、ただただ『やってみたい』という好奇心と勢いだけでやっている。
ただ、中学生の私と違うのは、今では約20年間で培ってきたダンスの知識で、だいたい何がポイントでどういう動きをすればビデオの様な動きになるかぐらい見当が付き、それなりに様(サマ)に踊ることもできるところである。
アゾント、これが踊ってみると本
当に楽しい。
これからも、ちょいちょいクラスで踊っていきたい。
こんな感じではじめたアゾントだが、「踊ってみたい」という人がいればぜひ一緒に踊ろう。
その場合は必ず問い合わせをして欲しい。
基本はサバールダンスなので。
では、待っている。