あまりメジャーじゃないけど、一度食べたら忘れられない味
「何食べたい?」とリクエストを聞かれて、もし1週間しかセネガルに滞在しないような場合、あまり名前が挙がって来ることのない地味目なメニュー『ダヒン』。
おそらく、その理由は「映(ば)えない」からだと思う。
見た目が全然派手じゃない。
日本で言うお粥に近い。
ピーナッツとトマトのお粥。
でも、一度食べたら忘れられない味になる。
見た目の地味さとしっかりした味のギャップもこのお料理の魅力的なところかも。
ちょっとマニアックなセネガル料理、ダヒン。
一見地味だが、しっかり美味しい。
その名も、ファティマタ流、ダヒン!(ひねりがない。。。)
ご用意いただく食材
4人分くらい
<食材>
<ノッコス用>
*フードプロセッサーで粉砕します。
🔸あさつき 1〜2本
🔸ピーマン1個
🔸ニンニク 3片
🔸唐辛子
🔸コショウ
🔸皮なしピーナッツ(100~200gくらい)(バターピーでも可)
*ピーナッツペーストをフードプロセッサーで作ります。
ピーナッツの味を強く出したい人は200g作ってしまってもよい。(余ったらピーナッツバターとして使えます。)
あまりクドくしたくない人は100gくらいで。
フードプロセッサーがない人は無糖のピーナッツペーストを探してください。
見つからない人はSkippyでも可能です。(ただ、ちょっと甘くなってしまう。)
🔸玉ねぎ1個
🔸トマト1個(又はホールトマト)
🔸牛肉(カレーライス用)又はラム 1パック
🔸ミックスビーンズ(大豆缶でも)
🔸干しエビ(中華用)あれば 少々
🔸トマトペースト 大さじ6(カゴメなら6袋全部)
🔸ナンプラー 大さじ1〜2
🔸オイスターソース 大さじ1
🔸お味噌または豆豉ジャン 少々
🔸リンゴ酢(はちみつ黒酢のようなフルーティーなお酢)少々
🔸鷹の爪(あれば)
🔸ほんだし(魚介系の出汁の素)
🔸お米(いつもより少ない量)
🔸レモン1個
<作り方>
🔸お米は水に浸しておく。
(量はいつもの半分くらいで。ピーナッツがけっこう重いのでご飯は一回で食べきる量にします。鍋の中で余るとふやけるので。)
🔸先にフードプロセッサーを使って野菜類、ノッコス、ピーナッツペーストを作る。
・玉ねぎを1個みじん切り。
・ノッコスを作る。
・トマトをカットする。
・ピーナッツペーストを作る。
1、鍋に油をふた回し入れて塩を入れる。
2、肉を炒める。
3、肉に焼き目がついたら、玉ねぎのみじん切り(1個分)、カットしたトマト(1個)、ノッコスを入れて混ぜる。
4、水を鍋に半分くらい入れる。
5、ナンプラー、オイスターソース、ほんだし、干しエビ(あれば)、ローリエ、豆豉ジャン又は味噌を入れる。
6、ピーナッツペーストとトマトペーストを入れ15分煮込む。
7、ミックスビーンズを入れ鷹の爪を入れる。
8、リンゴ酢を少々入れる。(バルサミコ酢やはちみつ黒酢ダイエットやお酢でもよい。)
9、味を見て塩かナンプラー、豆豉ジャン又は味噌で味を調整する。
10、さらに20分煮込む。
11、別の鍋にスープを半分移し、お米をスープの中に入れて10分煮込む。(スープはお米がしっかりかぶるくらいの量)
お皿に盛り付けて、レモンを添えてできあがり。
お米を一回で食べきれる量にして、別の鍋で煮ることで、余ったスープは別のバリエーションとして使えます。
ひとつの鍋で米を調理してしまうと、余った分の米が鍋の中で汁を吸ってふやけてしまい、美味しそうじゃなくなってしまいます。
※別バリエーションとして、リゾットのようにしたい人は米を水で洗わず、生米のままフライパンでオイルで炒めて、そこにスープを入れると、アルデンテのようになります。(セネガルからは少し離れるけど。)
ピーナッツのコクが美味しいお料理ですが、こっくりしすぎていて、たくさん食べるとクドくなるので、(パフェの生クリームと同じ感じ)オシャレなレストランに出てくるくらいの上品な量でいただくと、病みつきになること間違いなしです。