意外性の魅力を放つ女性たち
私のダンスクラスはOLがほとんど。
しかも、ひとりでも寿司屋に入れるような自立系キャリアウーマンばかり。
だいたい、そういう人たちじゃなければ『アフリカンダンス』なていうニッチな世界へ冒険しにくることもないだろう。
この時点で冒険できない人は入ってこないもんね。笑
職場でも責任ある立場で働いている彼女たち、仕事ができるからたくさんの仕事を効率よく裁いてダラダラ残業せず、夜を自分の好きな時間に充てることができる。
そういう彼女たちは、人前に出ること(ステージに立つ)にも意欲的。
私のダンスクラスでは年間を通して、人前で踊る機会がたくさんある。
ダンスクラスに通っているほとんどの生徒が大人になってからダンスを始めた人たち。
それでも、人前で踊ることを楽しみにして、ダンスクラスに通っている人たちが半分以上いる。
朝の通勤ラッシュから、オフィスでずっとパソコンに向かって仕事をし、残業している同僚たちを振り切ってスタジオに向かう。
コンビニでおにぎりを買い、パンプスとスーツで駆け込むようにスタジオに入ってくる。
丸一日闘って疲れ切っている彼女たちが、Tシャツ、スニーカーに履き替え自分磨きモードに入る。
この切り替え。
このギャップがシビれるほどかっこいいの。
ダンスの取り組みを見れば、彼女たちがそれぞれの職種で仕事ができる人たちだってことが分かる。
そしてダンスレッスン後、また彼女たちは、パンプスに履き替えもとのスーツ姿で帰宅するのだ。
その時間は22時を過ぎている。
スーパーウーマンだよね。
その生き様、ほんとうにかっこいい。
魅力的な人とは、ギャップをたくさん持っている人。
そのギャップって、ご本人たちは意識しているわけではない。
好奇心が旺盛で人生を楽しんでいる人が自然に身に付くものなのかも。
彼女たちを見ていると本当にそう思う。
そんな刺激的な空間。
ここにあります。