今日のウォロフ語 No.16
ウォロフ語を通して、ちょっとセネガル文化を知るブログ。
ファティマタにはセネガル人の子供がいる
と言ったらみんな驚く?
嘘のような本当の話、本当のような嘘の話。
私に『マンボイ』というセネガル人の親友がいることは、これまでのブログで触れてきた。
ファティマートがどうやってできたか。(マンボイの人柄がわかる動画)
マンボイに3人子供がいるが、マンボイは子供たちに、私のことを「あなたたちの日本のお母さん。」と言っている。
マンボイは「大きくなったらいい大学に出て、いい会社に入って、2人のお母さんを助けるのよ。」と子供たちに教育している。
なんて、素晴らしい。
それを聞いて気分を良くした私は、いつだってこの家族を助けようと思うのだ。
そういうものだ。
セネガルのマザコン社会
日本だと、マザコン男はモテないどころか、嫌われる。
彼氏がお母さんとの電話で「ママ」と呼んでるのを、彼女がドン引きしているCMが成り立つのは日本ならでは。
きっと、セネガルではそのCMは意味不明だろう。
なぜなら、セネガルは成人男性でも、普通にスマホの待ち受け画面をお母さんの写真にしている人は結構いる。
それもそれを誇らしげに人に見せたりする。
一番大事なのはお母さん。
彼女(奥さん)がどんなに犠牲を払ったとしても、彼氏(旦那さん)がいの一で助けるのは、お母さん。
彼女(奥さん)が彼氏(旦那さん)の生活の基盤を立ててあげたとしても、彼氏(旦那さん)が最初に手に入れたお給料の最初の送り先は、お母さん。
全てじゃないが、これは、セネガルあるある。(アフリカ全般かも。)
日本の常識と全くちがう。
ウォロフ語の先生
マンボイの長男が15歳になるのを聞いて、私のウォロフ語の先生になってお小遣い稼ぎをしないか、とマンボイに提案してみた。
私と毎日1時間のフリートークをするだけ。
私はウォロフ語の文法には詳しいが、普段ウォロフ語でお喋りする機会がないのですぐ忘れてしまう。
私のウォロフ語会話のトレーニングに1時間付き合うというアルバイト。
マンボイも長男もその話に食いついた。
そして、マンボイからの提案。
そのアルバイト代は、日本のお母さん側で貯金して欲しい。と。
彼が、留学できるくらいの年齢になったらその費用が役に立つからと。
なんと素晴らしいアイディア。
長男は、自分の留学費用を親を頼らず、今からアルバイトすることになるのだ。
15歳の先生のレッスン開始
最初は会話が途切れてしまうんじゃないかと不安だったが、
中学生の好奇心と学校で習いたてのトピックが豊かすぎて、会話が止まらない。
東京で熱中症になるのは、森林が足りないからだ、とか
雨季で洪水になるとその水を海に戻すシステムが必要だ、とか
でね、今日は、お別れの時にシビれる一言を言われたのだ。
「僕は幸せだ。だってお母さんが2人いるから。」
damay kontaan, ndax am naa ñaari samay yaay.
日本の中学生男子は、そんなこと言う?
お母さんという立場なら、マザコンは最高だな。と感じた今日この頃でした。
ウォロフ語は文法を学ぶと理解が早い!
ウォロフ語の文法マニア、ファティマタがテキストを使ってウォロフ語の文法を解説します。
なんとなくは喋れるけど、もっとウォロフ語の文法や構造を知りたい方向けです。
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