FATIMATAがなぜダンサーになったか?
まず、そこから話さないと始まらない。
なぜ、ダンサーになったか。
生まれて初めてダンスを見た時、胸がドキドキし、次の展開にワクワクして終始顔が笑いっぱなしだったのを覚えている。
小学生になり、マイケルジャクソンやジャネットジャクソンやマドンナのダンスの映像が流れるとテレビにかじりついた。
ダンスにはセリフがない。
音楽が激しくなれば、ダンサーの動きもアグレッシブに大きくなり、メロウな曲になれば動きも表情もソフトになる。
VHSに録画したそのダンスのシーンを何度も何度も繰り返し見てはドキドキしていた。
見ていると、気分が高揚し、嫌なことも吹っ飛ぶ。
ダンスは私の中で最高級のエンターテイメントだった。
このドキドキ、ワクワクを自分が発信したい。
あっち側の人間になりたい。
そして、さまよい続けて、ようやく20歳で、ダンサーになる道を見つけた。
アフリカと出会って価値観が変わる
24歳で西アフリカセネガルを訪れた。
これが始めてのアフリカ。
アフリカを選んだ理由は、パーカッションの土着的な音楽を好き好んで聞いてしまう傾向があることに気づいたからだ。
当時やっていたヒップホップに血が騒がない。
周りのダンサーに合わせて「ウェーイ!」とやっている自分に違和感を感じたのだ。
そこから、自分の中の本当のダンスを探すためにアフリカ旅がスタートした。
そして、初めて見たアフリカのダンスが衝撃的すぎた。
ダンスが度肝を抜くほどカッコいいのはもちろん、ダンスが日常に溢れていたのだ。
ダンスはダンサーだけのものではなく、洗濯しているお手伝いさんも、ガソリンスタンドにいるお兄さんも、みんな踊る。
『踊る』という概念が日本人の我々と全然違う。
日本人は下手ならやらない、それをやるのは恥ずかしい。と思ってしまうが、
アフリカのみんなは、手足をバタバタさせて、それが滑稽でもみんなが手を叩いて一緒に踊り出す。
彼らは、自分たちが決して上手だとは思っておらず、(確かに、ぜんぜん上手じゃない人もいる。)
だけど、その場を楽しむために、手足をバタバタさせる。
だけど、それだけで人が集まり、笑顔が生まれてお祭り騒ぎになる。
彼らは音楽やダンスでみんなを一つにし、心が豊かになることを知っている。
それを見た時にアフリカに対して抱いていた偏見も吹っ飛んだ。
アフリカを貧しい国扱いしていたけど、手拍子とダンスだけでこんなに簡単にみんなでハッピーになれるなんて、羨ましい。
その光景は、FATIMATAの心をわし掴みにした。
セネガルこんなところ
『楽しい』を追求するダンスクラス
FATIMATAが踊りを見てドキドキしたりワクワクしたりする感覚は、誰でも共有することができる。
「ダンスが出来ない。」という判断基準は、日本人特有の思い込みであり、ダンスは誰でもできるし、誰でもワクワクを共有することができる。
踊る阿呆(あほう)に見る阿呆(あほう)、同じ阿呆なら踊らにゃ損!損!という歌があるように、
どんなにリズム感がない素人さんでも一緒に踊って楽しんだ方が得なのだ。
ダンスのスキルに優劣をつけず、誰でも楽しめる場を作りたい。
そう思い、自分たちを思い切り開放させる笑いの溢れた場の提供として、FATIMATAのダンスクラスは始まった。
そして、プロじゃなくてもエンターテイメントができる。
見ている人をワクワクさせることもできる。
それは、FATIMATAが得意としている分野だ。
初心者さんたちを巻き込んだステージだって、オーディエンスを笑顔にすることができる。
全く踊りをしたことなかった普通のOLさんが、人前に立つことを目標にしたことで、自分磨きに積極的になりどんどん輝いている姿を見るのは気持ちがいい。
私の周りが華やかになっていくのは、自分も刺激になる。
そういう仲間達が増えていくのも楽しい。
そういう機会をたくさん作って、みんなでキラキラした人生を送りましょう!
興味を持ったらぜひ!
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