みんなそれぞれの人生
非常に良く思う。
特に女子は人生のいろんな節目が多い。
結婚や出産などで、今まで歩んで来た道と違う道に進むことがよくある。
今、いつも一緒にいる仲間も突然明日何が起こるか分からない。
私たちが長年組んで来たタンガナジェルもそうだった。
タンガナジェルはセネガルのダンスをエンターテイメントでパフォーマンスすることで知られていた。
セネガルでもサバールダンスを踊る日本人チームとして今でも有名。
でも、各々がそれぞれの分野で活動しはじめたり女性としての幸せな人生を選択したり、タンガナジェルもかつての全盛期のように一緒に踊る事がなくなった。
yussyは家庭に専念、Nodokaはセネガルに移住、私は膝の故障からサバールダンスを離れた。
事実上の解散でもあった。
仲間のお祝い
今年の3月にタンガナジェルのひとり、MiDORiがめでたく入籍した。
彼女のお祝いはまだ誰もしていなかった。
みんながバラバラになった今だったが、私はyussyに声をかけた。
「みどりのお祝いに一緒に踊らない?」
yussyは快く引き受け、私が曲を編集し、yussyが振り付けを考えた。
どうせなら、、、とMiDORiの生徒たち何人かにも声をかけた。
久々のサバールダンス、そして久々に踊る仲間。
果たして、私の体はあの時のように動くのだろうか、内心そんな不安がよぎっていた。
久々の仲間とのリハーサル
yussyの振り付けに体を馴染ませて行くと、体に染み付いていたかつての動きが湧き出て来た。
久々に踊れるサバールダンスに体が喜んでいる感じもした。
そして鏡に映る私とyussyとの合わせのダンスに私たち二人は驚いた。
のっけからニュアンスがピタッと合ってしまっているのだ。
長年一緒に踊っていたチームメイトとはこういうことか、と感動した。
一緒に活動していたあの時はそんなこと感じることも無かった。
要求の出し合いでお互いぶつかり合ったり、お互いのクセが鼻について否定したり、認めなかったり。
でも、チームを離れ、ずっと一人で活動するようになってから、こんなにピタッと息が合うダンスは久々だった。
ダンスという最高の贈り物
久々のチームメイトと仲間をダンスで祝うことができる。
どんなに高価な物でも、このダンスに勝るものはない。
長年培った技術、そしてそれを形(作品)にするための労力と時間、これ以上に高価なものはないとお互いに自負した。
それを仲間にプレゼントできると思うだけで、ワクワクと同時に緊張までもが込み上げた。
練習した成果、いちばん最高のパフォーマンスをご本人にプレゼントしたいから。
パフォーマンスのプレゼントが最高なのは、そのプレゼントをみんなで分かち合えるということ。
一緒にいるみんなもお祝いできて、周りで見ているみんなもそのパフォーマンスを楽しんでもらえる。
エンターテイメントは愛から生まれると私は思う。
誰かが喜ぶ顔を想像して作るから。
これが本番のyoutube
とにかく、何よりMiDORiが喜んでくれたことが本当に嬉しかった。
大事なこと
今回yussyと一緒にサプライズ企画で一緒に踊って改めて思った。
長年一緒にいると忘れてしまうのだ。
その時間がとてもかけがえのない時間であることを。
一緒に踊れる、一緒に笑える仲間。
でもそれは時間が経つにつれて変化していく。
文句が言い合える間柄、その時間こそがとても貴重な宝物だったということに気がつかせてくれた。
みんな、それぞれの人生を歩んでいるのだから。
だから、いまこの時間、一緒にいる仲間たちを大事にしなくてはね。
最高の時間だったよ。
みどりさん、おめでとう。そしてありがとう。
Skypeウォロフ語会話
日本は毎朝7時から、セネガルは毎晩22時から。
日本語が話せない現地のセネガル人と会話をしながらファティマタが文法を解説。
実践の会話に出て来る謎(文法)を解き明かそう。
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