チャリティと聞いて
昨日、Enijeというイベントに出させてもらった。

このEnijeはずーーっと前から関わりたいなぁ。っと思っていたイベント。

ガーナに学校を建てるためのチャリティイベント。

 

【チャリティイベント】

この言葉を聞いて、どう感じる?

私は天使じゃないので、まずは疑ってかかる。

やたら人助けをうたってるイベントって、どこかうさん臭いところない?

そうやって私はまずは遠目から冷静に眺めることをする。

そう、一番嫌われるタイプ。

そして、そのイベントのオーガナイザーが、イケメンタレントだとしたらどう?

私は全くミーハーじゃないので、さらにその疑念は強くなるわけだ。

 
夢と情熱は人の心を動かす
このイベントのオーガナイザー、デイビットさん。

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ガーナ人と日本人とのハーフ。

幼少時にガーナから日本に移り住み、それ以来、彼の記憶の大半が日本での生活だった。

なんの不自由もなく暮らして来た日本。

彼はある時、ガーナに帰る機会があった。

その時、ガーナで見た現実にショックを受けたのだ。

母国でもあるガーナの地で、満足に学校に通えない子どもたちがたくさんいる事実。

自分はたまたま日本で暮らし、当たり前のように教育を受けて来れた。

だけど、彼は知ってしまった。

 

それは当たり前ではなかったこと。

 

ガーナの地に帰って来た嬉しさの反面、このままではいけないという想いが彼を襲った。

この現状。

自分に何かできないか。

 

「ガーナに学校を建てたい!」

 

彼は強烈に思った。

でも、何の知識もない。

「じゃぁ、どうすればいいの!僕は何が出来るの!?」

 

そう悩みあがいたデイビットさん、いろんな人に自分が何が出来るか聞き回ったそうだ。

どうすれば、お金を集めることができるか。

そして生まれた。

 

Enije(チャリティイベント)

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彼は、その情熱を伝えるために、多くの人に理解してもらうために、そのイベントを盛り上げ、成功させるために、彼は自らいろんな所に足を運び、いろんな人に会い、その活動を口頭で伝えて行った。

私も、そのいろんな人のひとりだった。

その時彼は、自分が芸能人であること、自分の肩書きは私には一切話さなかったのだ。

そう。伝えてくれたのは彼のその想いだけ。

そしてその主旨一貫したそのイベントに、私は心を打たれた。

ぜひ協力したいと思ったのだ。

 
自分は何もの?
その話をしてもらったのは、もう何年も前のことだった。

そしてようやく、そのイベントに協力できる日が来た。

最近、私がハマっているガーナのダンス、Azontoダンスをそのイベントで踊らせてもらうことになった。

私はセネガルのダンスを日本に伝えて来た第一人者だ。

自分の名刺にも『セネガル文化の伝導師』と書いてある。

それで、ガーナのAzontoダンスを披露させてもらうのだ。

azonto dance fatimata

 

ん? インチキ先生ではないか?

私こそ、まさにうさん臭い。

 
Azontoダンスで会場盛上がる。
Azontoダンスは硬派な私が夢中になるほどのダンスだ。

会場が盛上がらないわけが無い。

そんなこと、始めから予測できていた。

なぜなら、Azontoは誰にでも親しみやすく、うっかり体がリズムを刻んでしまう。

そんなハッピーにさせる音楽なのだ。

ショウの後、私はイベントのMC、ガーナ人のPopさんに呼ばれた。

そして、予期せぬことが起こった。

「では、会場のみなさんもファティマタ先生と一緒にAzontoダンスを踊りましょう!」

いきなり、即興ワークショップが始まってしまった。

そして、Azontoが流れ出した。

でも、このAzontoミュージック、不思議な魅力があるのだ。

私はなんの準備をしていなくても、自然と体が動き、マイクでのレクチャーもノリノリになる。

そして、私と子どもたち、お母さんたちもが一緒になってAzontoダンスを踊り出した。

azonto dance workshop

 
マイクという魔法の棒で会場を操る天才
このMCのPopさん、会場を盛り上げる天才。

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できない無茶ぶりはしない。

が、笑いを取るための無茶ぶりは容赦ない。

彼のアドリブは次から次へと笑いを生む不思議なおじさん。

この即興ワークショップもそうだった。

彼のアドリブで始まったワークショップだが会場中が一瞬にして笑顔になってしまった。

 
ガーナに浮気中?
そのPopさんと名刺交換をした時のこと。

自分の肩書きが『セネガル文化の伝導師』となっていることから、私は必死で言い訳をしてしまった。

「本当は、セネガルダンスを日本に伝えていて、今、ガーナに浮気中なんです。」と。

そしたら、Popさんがステキなことを言った。

「セネガルもガーナも一緒ですよ。同じ西アフリカですから。」

 

私はAzontoダンスに夢中になり始めた時にあるセネガル人から言われた言葉がずっと胸につかえていた。

 

「セネガルを捨てたの?」

 

そういう風に思ってしまうのか?!!

私はビックリした。

セネガルは私にとって第二の母国のようなもの。

聞く音楽の好みが変わっただけで、今までの私は何も変わらない。

セネガルのダンスだって、今でも変わらず好きだ。

でも、そのセネガル人のその言葉を聞いてから、私の中で国境というものをずっと意識してしまっていた。

だからPopさんに自己紹介する時、少し緊張しながら言い訳をしてしまったのだ。

 
じぶん開放日
「セネガルもガーナも一緒だよ。」

そのPopさんの言葉にハッとした。

音楽やダンスを楽しむのに、国の線引きを意識する方がおかしい。

このイベント自体が、国境を越えて交流する楽しさを教えているイベントだ。

勝手に私はアフリカ人どうしは国の違いを意識しているものだと思い込んでいた。

国の線引きを意識していたのは、私の方だった。

そこを開放せず、日本とアフリカの交流なんてできるだろうか。

 

自分が『楽しい』と思ったこと、それを国境を気にせずシェアしていけばよいのだ。

それをアートで伝えるのが、アーティストの仕事だ。

『浮気』だなんて表現で私は無意識に自分を守ろうとしていた。

なんと、愚かな・・・。

 

楽しいことはシェアする。

本当はとてもシンプル。

それでいいのだ。

Popさんを始め、このイベントがそれを教えてくれた。

 
まじでビビった感動ライブ
そして、このイベントの最後はYano Brothers(矢野ブラザーズ)で締めた。

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デイビットさんは3人兄弟。

そのライブは、普段のデイビットさんの気さくで人懐っこくとても謙虚なイメージからは想像できないくらい、情熱的なものだった。

3人のビビるほどの歌唱力。

人を惹き付けるパフォーマンス。

熱いメッセージが込められた歌詞。

アコースティックライブであそこまでのめり込んでしまったFATIMATAは初めてだ。

まさに、ソウルを感じるライブとはこういうことなのか。

涙を誘うような歌ではないのに、涙が自然と出て来る。

ただただ、心を揺さぶられた。

その余韻にもう一度浸りたい。これは、また生で見たい。

誰もがそう思った。

そのくらい素晴らしいライブだった。

Yano Brothers(矢野ブラザーズ) オフィシャルサイト

Yano Brothers facebook page 

 
Yano Brothersの歌にもあった。

こんな感じのメッセージだった。

 

夢を持つのは素晴らしい。

夢を諦めないで。

まだ見えないからこそ、

悩んだり、つまずいたりは誰でもある。

でも、絶対に諦めないで。

 

そう、デイビットさんも、ガーナに学校を建てたいという想いが、これだけの人びとをつなげ、そして実際にガーナに学校建設の夢が実現した。

彼の夢はまだまだ続く。

 

諦めない。

 

偉い人1人の100歩より、100人の1歩に意味があるんだって。

そこに国境は関係ない。

そう教えてくれたイベントだった。

 

ステキな人たちと、ステキな時間を過ごせた。

こんどのEnijeは7月。

ぜひ、みんなもこの空気を感じてほしい。

 

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