ファティマタよさこい日記〜ガーナへの道〜(1)から読む

(この日記は新潟総踊りから帰って来たあとに書きました。)

 

ファティマタ族

9月20日、本祭が始まった。

 

写真 2015-09-20 16 13 59

 

ファティマタ族はプレ開催の19日と本祭の20日の2日間のエントリー。

 

そして、ファティマタが参加する須賀IZANAI連の合同演舞は本祭の20日と21日。

 

唯一20日は、ファティマタ族と須賀IZANAI連のふたつがかぶっている日だった。

 

そして、東京からもたくさんの友人たちが応援に駆け付けてくれた。

 

私のパフォーマンスへのこだわりは、常にエンターテイナーを心がけ、お客さんを笑顔にさせること。

 

21023086694_a3411d3ee3_z

 

お客さんと目を合わせキャッチボールを楽しむのがファティマタ流。

 

こちらの笑顔を押し付けてお客さんの笑顔を引き出すのではなく、お客さんとの駆け引きを楽しんで遊ぶ。

 

私が常に生徒に伝えていることは。

 

何ごとも笑いに変えること。そしてハメをはずすほど楽しむこと。

 

 

 

ジャンルファティマタ

私は身体能力も高くなければ、クールでかっこいいダンスができるわけではない。

 

ただ、自信を持って言えることは私のダンスは唯一無二であること。

 

どんなに技術の高いダンサーと一緒に踊ろうとも、ファティマタの世界観で人の目を惹きつけることができると信じている。

 

今まで何人もの人を笑顔にし、元気にし、心を揺らしてきた。

 

私と一緒に踊る生徒たちは、その私の世界観が好きで付いてくる生徒が多い。

 

そういう意味でも、須賀IZANAI連の合同演舞はすごく楽しみだった。

 

まったく違うジャンルで、100人以上いる踊り子の中で、果たしてファティマタがどこまで出せるだろうか。

 

そして、密かに信じていた。

 

ファティマタのスピリット、負ける気がしない。

 

須賀IZANAI連でファティマタがファティマタらしく踊れる姿を見せる。

 

それを見て、生徒や東京から応援に来てくれたメンバーたちは「さすがファティマタさん。」と、誇りに思ってくれるだろう。

 

須賀IZANAI連で踊ることで、自分のダンス魂が不変であることをここで証明してみせる。

 

 

魂で踊る

須賀IZANAI連の『月カムナガラ』の衣装に着替えた。

 

控え室には知ってる人はいなかったが、私が戸惑っているのを見て、いろんな人が声をかけ衣装の着方やメイクなどを助けてくれた。

 

初めてするIZANAIメイク。

 

写真 2015-09-21 19 22 55

 

私は心を落ち着かせて、集合場所に向かった。

 

待機中の100人以上いるIZANAI人の中にスッと溶け込んだ。

 

自分の隊列の両隣になる人を探し、見つけるとその人からはぐれないようにその近くに立ち、本番のスタンバイを待った。

 

「須賀IZANAI連さーん、隊列組んでくださーい。」

 

みんながストリートに移動して隊列を組み始めた。

 

遥か前方にはまだ演舞中のチームが踊っていた。

 

煌々と輝く照明、そして沿道の人だかり。

 

私はあそこで『月カムナガラ』を踊るんだ。

 

それをリアルに感じると、スワーーっと手足の感覚がマヒするような緊張感が走った。

 

私たちが各々に手足を伸ばしながら本番に向けての気持ちを高めていると、代表である悠一朗先生が隊列の各ブロックごとにやってきて、踊り子たちに激励の声をかけた。

 

「振りやフォーメーションに最善を尽くすのはもちろんですが、それより大事なことは魂で踊ることです。間違うことを恐れず、魂で踊ってください。」

 

 

魂で踊る。

 

 

それは頭でコントロールできることではない。

 

音を聞いた瞬間に奮い立つもの。

 

ステージに立った瞬間に降りてくるもの。

 

私はその感覚を知っている。

 

今までどおりにやれば大丈夫。

 

 

 

悠一朗先生が隊列の最前列に戻ると、私たちは、整列し直した。

 

そして、須賀IZANAI連を紹介するアナウンスが始まった。

 

 

魂が迷子

しかし、私の様子がおかしい。

 

「構え!」という合図と共に、体は構えのポジションに入っても、心が定まらない。

 

いつもなら、カチっとスイッチが入るところ、心が浮き足立ったまま曲が始まってしまった。

 

焦りと動揺。

 

とにかく必死に『踊っている風』を演じた。

 

完全に魂が迷子になってしまっている。

 

この作品は移動が多い。

 

大移動して、さっと振り向いた時に、ある女性と目が合った。

 

その女性は楽しそうに私と目を合わせた。

 

『そうだ。これだ!』

 

私も笑った。

 

やっと、気持ちと肉体が一致した。

 

楽しんでなんぼだ。

 

その瞬間だった、次の移動でIZANAI人の大きな波動の高波にドバーーーーンと飲み込まれた。

 

今でも覚えている、その波動はうねりながら私にぶつかってきた。

 

肉体と一致しようとしていた魂が、一瞬にして放り出された感じだった。

 

その後もそのIZANAIのうねりの渦に付いて行くのがやっとだった。

 

私の心は完全に、気後れしていた。

 

しかし、私はダンサー。

 

とにかく、必死で踊っている自分を演じた。

 

21457924318_95583ff98b_n 21645826075_099b068b45_n

 

 

そうこうしているうちに、演舞が終わってしまった。

 

私の周りでは、「いざなえぇぇぇぇぇぇ!!!!!」と叫んでいる。

 

それが、まるで他人ごとの様だった。

 

私の心は完全に蚊帳の外だった。

 

みんなと一緒に踊れなかった。

 

 

生徒の前ではじめての悔し涙

私は生徒たちがいるところに戻った。

 

私が落ち込んでるのを察してか、

 

「なんでですか?踊れてましたよ。かっこよかったです。」

 

と口々言ってくれた。

 

それでも、私がずっと黙り込んでいるの見て、生徒のひとりが私に噛み付いてきた。

 

「ちょっと、ファティマタさん。やめてください! 私たち新潟総踊りを楽しみに来たのにそんな暗い顔しないでください!」

 

そうだった。

 

何があっても、それをネタにして笑いに変えるのがファティマタルールだった。

 

それから生徒たちの「なんでそんなに落ち込んでるんですか?なぜですか?」の質問攻撃が始まった。

 

それをひとつひとつ言葉に変換しているうちに、全く踊れなかった悔しさが込み上げ、耐え切れずボロボロボロと涙がこぼれてしまった。

 

「負けない自信があった。だけど、完全に負けた。」

 

私はこれまで、生徒の前で涙を見せたことがなかった。

 

いろんな生徒が私を泣かそうと試みたが、私は簡単に泣くようなキャラではなかった。

 

生徒たちは私の涙を見ると、それを認めようとせず、すかさずネタに変えた。

 

「ファティマタさん!そんなに涙を浮かべて、ゲロでも吐いてきたんですか!?」

 

さすが、ファティマタ族。

 

私は「そう、そう。」とうなずき、泣きながら大笑いした。

 

 

 

泣いても笑ってもあと一回踊れるチャンスは残ってる。

 

このままじゃ、東京に帰れないどころか、ガーナにも行けない。

 

気持ちを切り替え、明日もう一度、挑む!

 

月カムナガラ

11347914_10205777904358325_59325872_o(1)

 

 

⑩へつづく

 

みなさまへ

ガーナで12年続いていたよさこい祭が『元気がない』ということを知り、ガーナへ行くことを決めました。

そして、少しでもよさこいの本質を知りたく、須賀IZANAI連の参加を決めました。

そこで感じたことをガーナへ持って行くつもりです!

ガーナよさこいへの心の準備は整いつつあります。

ただ、それに伴う同行よさこいスタッフや現地踊り子の衣装などの経費等が足りていないのが現状です。

そこで資金のサポートをクラウドファンディングで集める事に至りました。

クラウドファンディングへの御協力のお願いです‼

ぜひ、応援よろしくお願いします!

拡散&シェアだけでもご協力して頂けたら嬉しいです♡

(このブログを多くの人に読んでいただく。それだけでも大きな力になります。)


応援してくださる方は

下記のURLよりお願いいたします。

https://motion-gallery.net/projects/ghanayosakoi

ガーナよさこい詳細:

https://www.facebook.com/events/1661553114090858/

 

プレスリリースPDF

 

▶︎ガーナよさこい、踊り子、スタッフ募集!!

私たちは一緒にガーナに行ってくれる踊り子やスタッフを募集しています。

少しでも興味がある方、ぜひお気軽にお声がけください。

参加の仕方はいろいろあります。



1、安全にツアーに乗っかる。

2、現地集合でよさこいに参加する。

3、クラウドファンディングでサポートする

スクリーンショット 2015-09-18 1.59.57


どの形でも、私たちと一緒にガーナよさこいを盛り上げてくださる方、大募集です!

ツアー申し込みの締め切りが近づいています。

黄熱病の注射の予約も9月中に行わないと間に合いません。

少しでも迷っている方は、とりあえず注射はしましょう。

詳細をお伝えしますので、お気軽にメールください。

メール

 

▶︎ガーナよさこいツアー

詳細ページ





0722FLYER_BKクリックでPDFを表示

 

▶︎パッケージツアーに乗らずご自身でガーナに来られる方

※チーム参加費(現地集合)

参加費: 400ドル

衣装代、鳴子代、楽曲制作費、振付代、レッスン費用、

本祭中のドリンク代、参加費。

※事前に動画にて振り付けをお送りします。

 

▶︎ガーナの情報を共有するfacebookグループ

ご興味のある方はご招待するのでご連絡ください。

(ぜひ、facebookでお友達になりましょう。Mana Fatimata Ito で検索。)

もしくは、https://www.facebook.com/FATIMATA.JP