ファティマタよさこい日記〜ガーナへの道〜(1)から読む

一度よさこいを離れた

私は2008年にHemoさんがプロデュースしていた、『かなばる』というよさこいチームにダンサーとして招かれ、以降2011年までかなばるの最前列で特別な衣装を着て踊っていた。

 

『かなばる』はトリニダード・トバゴのカーニバルをイメージしたチーム。



Trinidad Carnival, Queens Park Savannah, Port of Spain, Trinidad & Tobago

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曲もSOCAという、トリニダード・トバゴのカーニバルの曲を使用する。


私は毎回チーム衣装とは別にド派手な衣装を作って、ここぞ!という時はそのコスチュームでチームを盛り上げていた。

 

毎年、よさこいの時期が近づくと、衣装作りが始まる。

 

インパクトがあり、個性的で、話題を呼ぶような衣装。

 

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私の存在は、チームのアイキャッチ的な役割を果たしていた。


いく先々でカメラを向けられ、「ファティマタ!」とコールされ、チームのみんなはFATIMATAと文字が刻んであるTシャツやメダルを欲しがった。

 

FATIMATAへの期待は年を重ねるごとにエスカレートしていき、私もそれに応えるべく、夏のほとんどの時間を、よさこいのために費やすようになっていた。

 

しかし、ある時から『なにか違う。』と感じるようになっていた。




アフリカンダンサーである私が、アフリカの文化を盛り上げることをほったらかしにし、よさこいに没頭していることに、後ろめたさを感じるようになっていた。

 

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自分の気持ちが冷め始めると、みんなの期待が熱くなるほど、それが次第に重荷になった。





私はとうとう『かなばる』からも『よさこい』からもフェードアウトする形で姿を消してしまった。

 

自分の活動に没頭

よさこいをやめてからは一転して、自分の活動に没頭した。

 

小さな規模だが、私は自分たちの生徒たちとアフリカンダンスのパフォーマンスをすることに充実感を覚えた。

 

生徒たちは、私が『よさこい』から戻って来るのをずっと待っていたかのように、私と一緒に踊れることをとても喜んでくれた。

 

そこに、やるべき自分の本来の姿があるように感じた。

 

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新潟総踊りへ

私たちのパフォーマンスの場は自分たちで探した。

 

アフリカンフェスのような催し事があれば、そこに問い合わせてパフォーマンスできないか聞きまくった。

 

なかなか、これと言った発表の場が見つからない時、ひとりの生徒が『新潟総踊り』を提案してきた。

 

そのお祭りなら、1日に何回か踊れると。

 

私はそのお祭りがどんなお祭りか調べることなく、その生徒の提案に乗っかり、エントリーをお願いした。

 

きっと、広場の仮設ステージのようなところで踊るんだろう。

 

そんな軽い気持ちで、新潟へ向かった。

 

 

またよさこい??

新潟のそのお祭りの会場に行って驚いた。

 

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「え、またよさこい?!」 (;・_・)

 

よさこいからやっと離れたのに、またこのスタイル・・・。

 

私は、ステージで踊る用のパフォーマンスしか作ってない。

 

そんなハプニングもありつつも、自分のチームが、またよさこいスタイルのお祭りで踊ることになるとは思ってもいなかった。

 

台風が起こしたご縁

私たちが1回目に新潟で踊ったのが4月。

 

新潟のお祭りは4月と9月にあり、9月の方が規模が大きくなり盛り上がると言う。

 

私たちは懲りずに、9月にも参加の申し込みをした。

 

4月の1回目は、『ファティマタ部』というチーム名でのエントリーだったが、2回目は日本のお祭りらしく、『ファティマタ連』で申し込んだ。

 

お祭りは2日間、トータルで5回踊れる。

 

4月の時より気合が入っていた。

 

振り付けも、前に進む振り付けにした。

 

極め付けは1日目と2日目と違う衣装を用意した。

 

しかし、お祭りの2日目、大きな台風が新潟を襲った。

 

2日目の朝、ホテルで朝ごはんを食べている時に、実行委員会から電話がかかってきた。

 

「台風の影響で、お祭りは中止なりました。」

 

ネットなどの情報で何となくは知ってはいたが、中止のお知らせが来ないことを信じて、私たちは着々と準備を進めている最中だった。

 

あれだけ準備して、あれだけ楽しみにして、、、

 

受け入れられない現実を、前向きに受け入れるのに必死だった。

 

どうしても諦めきれない生徒たちが、次々と提案してくる。

 

「ここのホテルで踊れないですかね?」





「自分たちだけで、どこか借りてパフォーマンスするとか。」

 

そんな生徒たちの声を受けて、無理なことを百も承知で、私は実行委員に電話してどうにかしてでも踊れないか尋ねてみた。

 

やはり答えはNOだった。

 

普通に考えて当たり前だ。

 

「やはり。」と落胆していると、間も無くまた実行委員の方から電話がかかってきた。






「せっかく新潟にいらっしゃったのだから、本部の事務所へ遊びに来ませんか?」

 

お祭りが中止になって、一番大変なのは実行委員のみなさんなのに、彼らは私たちのような県外の新しいチームにそのような提案をしてくれたのだ。

 

私たちは、2日目に着ようと思っていた衣装を着て、事務所へお邪魔させてもらった。

 

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お祭りの魂を知る

事務所へ到着した。みんな知らない人たち。

 

オドオドしている私たちを、実行委員のスタッフのみなさんは笑顔で迎えてくれた。

 

事務所の横に小さいリハーサル室があり、私たちはそのお部屋でくつろがせてもらうことになった。

 

私がトイレに行って、その部屋に戻ると、生徒たちがみんなストレッチしていた。

 

そして、実行委員のスタッフたち7名が、壁際に一列になって座りだしていた。

 

そこに、ひとりの男性が司会者になりすまし叫んだ。

 

「ようこそ、新潟総踊りにお越しくださいましてありがとうございます。今日は楽しんで行ってください!!」

 

座っているスタッフたちにお祭りのパンフレットを配り始めた。

 

スタッフたちも、「ありがとうございます。」と口々に言い、「私はこのお祭り初めてなんですよ。」などと、それぞれが、お祭りを見に来たお客さんかのように振る舞い始めた。

 

どうやら、私がトイレに行ってる間に、ファティマタ連がここでダンスをお披露目することが決まったらしい。

 

私も慌てて、体をほぐした。

 

私たちがスタンバると、司会者役の男性が私たちを紹介し始めた。

 

そこの小さいリハーサル室は、一瞬にして新潟総踊りの会場と化した。

 

心地の良い緊張が走る。

 

蛍光灯の下、音響は小さいラジカセ、そして7人のお客さん。

 

それでも、私たちにとってはそこが特別なお祭り会場となった。

 

私たちが踊り出すと、スタッフたちは、手拍子と心拍子で私たちを盛り上げてくれた。

 

私たちは精一杯踊った。

 

そして、たくさんの笑顔と拍手をくれた。



なんだか、照れ臭かったが、今までに感じたことないような高揚感を感じた。

 

すると、「じゃぁ、僕たちもやりますか!!」と実行委員の人たちが立ち上がり、今度は彼たちが下駄総踊りを私たちに披露してくれることになった。

 

今度は、私たちが壁際に一列に体育座りをした。





下駄も衣装も普段持ってる小道具もない状態で、彼らは精一杯の演舞を私たちに披露してくれた。

 

照れなど一切見せない。

 

彼らはまるで本番さながらに私たちに彼らの魂をぶつけてくれた。



間近で見る彼らの踊り、鳥肌が立った。



そして、踊り終わって、彼たちは下駄総踊りや樽の太鼓を叩く樽砧(たるきぬた)の歴史、彼たちがどうやってこの総踊りを作りあげたかのお話をしてくれた。

 


ずっとずっと大昔、ダンスや歌や楽器でみんながひとつになれる、その勢力を恐れた権力者が祭り禁止令を出したそうだ。

 

でも、かならずその世代ごとに、その魂を受け継いで祭りを復興させようとするエネルギーが働く。

 

 

私たちに下駄総踊りを披露してくれた踊り子さんのリーダーがまさにそのエネルギーを受け継いで、今の新潟のお祭りを支えているひとりだった。



台風はお祭りを中止にしてしまったが、私たちに特別なご縁と大切なことを教えてくれた。

 

新潟。

 

私にとって、必ず踊りに戻って来たい場所になった。

 

 

(7)へつづく

 

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9/19(土)

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18:12 古町6番町

9/20(日)

12:42 新潟ふるさと村会場

14:06 万代シティ十字路メイン会場

16:06 万代シティ2Fシーキューブ未来会場

 

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9/20(日)

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9/21(月祝)

18:54 須賀連@万代シテイ十字路