【おもてなし(テランガ)】では負けないセネガル。
日本には「おもてなし。」という言葉がある。

セネガルにもそれを現す言葉がある。

テランガ

おもてなしも含まれるが助け合いという意味が強い。

去年「おもてなし。」の言葉が流行した日本ではあるが、どのくらい生活習慣として根付いているものだろうか?

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与えると返したくなる心理(返報性の原理)。
人は、恩義には報いようとする心理が働く。

Wikipediaより➡
人は他人から何らかの施しを受けた場合に、お返しをしなければならないという感情を抱くが、こうした心理をいう。この「返報性の原理」を利用し、小さな貸しで大きな見返りを得る商業上の手法が広く利用されている。ビジネスでもよく使われている。

デパートの試食コーナーや無料体験なんかがそう。

その心理を活用して購買につなげるやり方。

 
あるビジネスマンの失敗。
こんな話を聞いた。

あるビジネスマンが大事なお客さんを失ってしまった話。

お得意さんが長期に渡り愛用してくれている商品に突然不具合があった時のこと。

担当したビジネスマンは、すぐにお客さんの所に出向いて無償でメンテナンスにあたり、その不具合を直した。

そのお得意さん、感動してその担当者に「本当にありがとうございます。」とお礼を言うと、

「大したことないです、そのくらい誰にでもしてることです。たまたまこちらの地域に遊びに来たいと思っていたので、ちょうど良かったです。」

そのビジネスマン、謙遜してそう言ったそうだ。

そしたら、不本意にも、そのお得意さんとの付き合いが、それ以降プッツリ途切れてしまったそうなのだ。

なぜ、そんなことが起きたのだろう?

 
「ありがとう。」へのレスポンスが大事。
ここで、ビジネスマンが犯してしまったミスとは。

「ありがとう。」に対してのレスポンスがまずかったそうだ。

謙遜してしまったがために、恩義を打ち消してしまったのだ。

その謙遜が「あなたのためじゃない。」という意味になってしまった。

ここでお客さんに恩義に報いる心理が働いていれば、これからも継続してお得意さんでいてくれたことであろう。

そのビジネスマンは恩義を与える大チャンスを謙遜したことでムダにしてしまったのだ。

では、このビジネスマン、どうレスポンスすれば良かったのだろうか?

 
日本とセネガルの「どういたしまして。」の本当の意味。
「ありがとう。」に対して、レスポンスする「どういたしまして。」

日本とセネガルではニュアンスが違う。

日本の「どういたしまして。」は「何をしたというわけでもありませんよ(だから、気になさらないでください)」という意味だそうで、ほめ言葉や礼に対して,謙遜して打ち消す語だそうだ。

ということは、この日本の「どういたしまして。」の意味は、ビジネスマンが犯したミスと同じ意味になる。

逆にセネガルの「どういたしまして。」「ニョーコボック。」

本当の意味は「お互い様です。」

あなたを助けたのは当然のことです、私はいつもあなたに助けてもらっていますから。という意味あいが含まれる。

 
どちらが「おもてなし」?
そのビジネスマン、日本の「どういたしまして。」の意を出さずに、セネガルの「お互い様です。」の意を表現すれば良かったのだ。

「あなたを助けるのは当然のことです。」と。

そうすればお客さんもそれに応えようという心理が働き、またこれからもギブアンドテイクの良好な関係が続けていける。

「おもてなし。」とはお互いが気持よい関係(win-win)が築けること。

一方的ではない、「助け合い。」

「おもてなし(テランガ)」はどこにも負けないセネガル。

言葉の意味を分析していけば、それが現れていることがとても分かる。




 

 

セネガル文化に触れてみましょう。
日本の考え、セネガルの考えのクロスディスカッション。

面白い発見いろいろ。

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