01日記 02ダンス

満足度が高い海外のZoomオンラインダンスレッスンを追求してみた結果

感動は一瞬。とにかく不満だらけだった

このコロナで、身近になったZoom。

ダンスレッスンもリアルからオンラインに切り替わった。

とくに、ヨーロッパは早かった。

ヨーロッパやアメリカのカリスマダンサーたちをオンラインで統括して、世界中から彼らのダンスレッスンが受講できることは、鼻血がでるほど画期的だった。

ロンドンの大好きなダンサーをオンラインで受講して、先生に「FATIMATA!」と叫ばれた時の興奮は今でも忘れられない。

Youtubeに残したくらいだ。笑 ↓↓↓

 

ちょうど緊急事態宣言が出ていた頃、その興奮をキッカケにいろんな海外の先生を受けまくった。

だけど、その興奮は最初だけ。

受講しても、テンションが上がらず、途中でシラけてしまい、途中でZoomを退出してしまうことが続いた。

理由は、音ズレ。

先生の動きと音がシンクしてないと、まったく面白くないし踊っていても楽しくない。

トップの座にいるカリスマ先生たちは、他人のオンラインレッスンなんて受けたことないのだろう。

音がズレているという事態に、気づいていないのかもしれない。

音ズレの理由は分かっている、テクニカル的な話になるが、Zoom機能の中に音楽を共有する機能があるが、これを使うと、音がクリアに受信者に共有されるので、どの先生もこれを活用してしまう。

だけど、これが落とし穴。

配信される動画と、音楽が完全にズレる。

 

不満1. Zoomの共有機能で音楽を配信すると、先生の踊りと音楽はズレる。

 

私がテンションが上がらない理由は他にもあった。

個人的なことだけど、自分が踊れる環境を確保するのが難しい。

集合住宅に住んでいる場合や家族が一緒に住んでる場合は、やはり思い切り踊れない。

しかも、海外発信となると、時差があり日本は夜中だったりする。

しかも、ステップ系のダンスはスニーカーを履いて踊りたい。

自宅でなんて、もはや、思い切りなんて踊れない。

 

不満2. 集合住宅だと家の中で踊れない。

 

ヨーロッパやアフリカの配信時間は日本の夜中の2時や3時が多い。

20代なら、深夜のスタジオを借りて始発の電車で帰るくらいのスタミナがあるかもしれないが、40代でそれは自殺行為。

時差の問題、それはアーカイブで動画をもらうことで解決できる。

だけど、ダウンロードした動画の中で実際に後日それを見て練習したのはどのくらいあるだろう。

練習に熱心な私でも、半分くらいだ。(これは個人差があるかもしれないが。)

結局、動画をもらったところで、それを見てやらないことの方が多い。

 

不満3. 海外発信だと時差でオンタイムで受講できない。

 

Zoomはダンスレッスンに便利なのだが、ダンサーにとって決定的な欠点がある。

それは、映し出された映像の左右反転ができない。

(設定の中にミラーリングという機能があるが、それは自分の確認画像用であり、受信者側にはミラーリングされていない。)

左右反転できない問題点は何かというと、

先生がカメラに向かって右手をあげると、我々には左側の腕が上がっているように映るのだ。

先生が左に向いたら、我々は右に向くのが正解となる。

これ、普通に初心者は混乱する。

鏡を見ているように、先生の真似ができたら、なんのストレスもないのだが、Zoomはそういうわけにはいかない。

 

不満4. Zoomは左右反転しないので、先生の真似がしずらい。

 

これは、海外あるあるなのかもしれないが、ヨーロッパやアフリカの先生たちのレッスンがタイムスケジュールどおりにオンタイムで始まったことがない。

これを気にするのは私が日本人だからか?

タイムスケジュールの終わりの時間に合わせて、次の予定を入れていると、だいたい30分はオーバーするので、途中でレッスンを中座しないといけなくなる場合がある。

 

不満5. 海外のレッスンはオンタイムで始まらないし、終わらない。

 

やはりコネクション問題はつきもの。

先生によっては、ずっと終始映像がガギガギのままな先生もいる。

 

不満6. 先生によって回線が不安定なことがある。

 

海外に行けないフラストレーションをバネにした大革命

結局、やっぱり生で受講するのがよい!

そういう結論になる。

こんなにストレスフルなオンラインレッスンを受けるなら、現地に行ってしまった方がよい。

だがしかし、このコロナでどこにも行けない!

だとしたら、もう上記に挙げた不満を解消した海外のオンラインレッスンを作るしかない。

そんなオンラインレッスンがあれば神だ!

 

誰かやってくれないかな、とそんな期待をしていた時期もあったが、、

 

もう、待てない。

私がやるしかない。

 

自分が主催しているZoomのオンラインレッスンは、すでにもろもろの不満要素は解消している。

音もズレないし、左右反転にもなっているし、安定した回線も確保しているし、オンタイムで始まる。

 

それを、私が一番受講したい先生たちがいるガーナで同じ状況を作ってもらえば、解決できる。

 

実際にやったこと

①ガーナ現地に協力してくれる日本人スタッフを見つけ、

(このブログに登場する女性よしこさんが適任!すべての成功はある女性の覚悟から始まった E-flex来日ストーリー

②FATIMATAが自分のオンラインレッスンで使用している機材一式をそっくりそのまま購入し、ガーナに郵送。

③機材の使い方をよしこさんにレクチャー。

④ガーナでのインターネットのデータ通信をよしこさんに購入してもらい、

⑤左右反転になる環境作り(鏡のあるスタジオ、もしくはWebカメラアプリを購入してもらう)をしてもらう。

⑤日本側にみんなが踊れる会場とみんなで見れるスクリーンを用意。

⑥ダンスしている間はZoomの操作ができないので、配信用のスタッフを用意。

⑦日本の都合のよい時間にスタート。(ガーナだと朝になる。ダンサーたちは朝7時に集合をしたらしい。)

 

実現させた、オンラインガーナダンスキャンプ

本来ならば、年末はガーナツアーで現地にいたはず。

でも、それができないとなれば、オンラインで近いことをやるしかない。

最初に挙げた不満要素をすべて排除し、ガーナからの配信でもストレスフリーなオンラインレッスンを実行してみた!

それが、こちらの企画!!

オンラインガーナダンスキャンプ オンラインガーナダンスキャンプ オンラインガーナダンスキャンプ

 

そして、実現したこちらの映像

1回目にしたら、大成功だ!(と思う。)

もちろん、課題は残った。

ここをこうすれば、、、という思いもたくさん残った。

だけど、どれも解決できる課題。

 

回を重ねてもっとよくなるし、環境が整っているのだから、可能性はもっと広がる。

それこそ、学校に行けない子供たちにもいろんなチャンスを作ってあげることもできる。

だって、ガーナのストリートキッズたちはみんなダンスはピカイチなんだもん。

そんな妄想をしながら、やっぱりダンスって楽しい!と認識するのであった。

 

FATIMATAのオンラインダンスレッスン情報はこちら(リアルダンスクラスと併用です。)

azonto afrobeats

 

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